★「日本に昔から興味が…」神戸に電撃加入のマタは「タイトルに向けて貢献できれば」と意気込み、盟友・イニエスタからの助言で楽しみにしているものは?

Getty Images
ヴィッセル神戸に加入した元スペイン代表MFフアン・マタ(35)が、3日入団会見に臨んだ。

レアル・マドリーの下部組織で育ったマタは2007年7月に加入したバレンシアでその名をあげ、スペイン屈指のプレーメーカーとして名を馳せる。

記事全文

ヴィッセル神戸に加入した元スペイン代表MFフアン・マタ(35)が、3日入団会見に臨んだ。

レアル・マドリーの下部組織で育ったマタは2007年7月に加入したバレンシアでその名をあげ、スペイン屈指のプレーメーカーとして名を馳せる。その後、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ガラタサライでプレー。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグで優勝している。

また、スペイン代表としては元神戸のFWダビド・ビジャ、MFアンドレス・イニエスタ(現エミレーツ・クラブ)と共に、2010年の南アフリカ・ワールドカップで優勝。2012年のユーロも優勝するなど、クラブと代表で数々のタイトルを獲得してきた。

ヨーロッパの舞台で活躍したスター選手の到着に大いに沸く中、3日にノエビアスタジアム神戸で入団会見を実施。日本に興味を持っていたというマタは、この移籍決断は簡単だったとした。

「この国のことは昔から興味を持っていた。今、ここにいられることを本当に喜んでいる。このクラブに居られることを本当に喜んでいる。自分がリスペクトする旧友、イニエスタやビジャ、そういった選手が活躍してきたここで、今度自分がプレーできることに大きな期待がある」

「交友関係のあるボージャン、サンペールからもこのクラブや街、ファンに対しての良いことを聞いている。早くこのピッチでプレーできることを楽しみにしている。今年の目標であるリーグタイトルを達成に向けて貢献できればと思う」

バルセロナでプレーしてきたスペイン人選手が多く在籍していた神戸。今夏イニエスタとMFセルジ・サンペール(現FCアンドラ)が退団し、1人もいなくなることになっていた。

オファーもいくつかあった中で神戸を選んだ理由を聞かれたマタは、日本でプレーできることが理由の1つとコメント。また、イニエスタやビジャを含め、ヨーロッパで活躍した選手がいた事、日本代表としてもプレーした選手がいることを挙げた。

「昔からこの国に来たいという思いがずっとあったことが大きい。2012年にチェルシーでクラブ・ワールドカップを戦った時に1度訪れたことがあるだけで、その時は横浜でプレーした。良い思い出があり、神戸からオファーがあり、この国でプレーするチャンスが訪れたので、自分として迷いなく決断できた」

「このクラブがアンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャ、フェルマーレン、ポドルスキといった選手が在籍したこと、そして多くの素晴らしい日本人選手が在籍していることは、決断をよりしやすくしたし、この国でこの文化に触れながらタイトル争いをすることができるということも、自分としては大きな決断の要因の1つだった」

「チームに関わって、タイトル争いに関わっていけることにワクワクしているし、期待感が大きい」

タイトル獲得に関わりたいと語るマタ。神戸は現在2位につけており、3日の京都サンガF.C.戦で結果を残せば、首位浮上もある状況だ。

マタは自身の役割について「このチームに可能な限り貢献できればと思って来ている。すでにチームに在籍している選手が素晴らしいパフォーマンスを出している中で、謙虚な気持ちで、自分にできることをやる。そして、自分のサッカーを通して、チームが勝つこと、チームの初タイトルに向けて貢献できればと思う」とコメント。「勝つ中で、サッカーを楽しみながらチーム全員でこの目標に向かって進めていく。その1つのサポートになれればと思う」と、今の良い状態のチームを加速させる役割を担いたいとした。

神戸や日本、クラブの印象については「ここに来てからの印象は素晴らしいものばかりだ。僕も自分の家族も、この街やクラブで選手たち、コーチングスタッフと会い、タイトル獲得に向けて素晴らしいエネルギーを持って日々活動できていることを確認できた」と好印象を持っている様子。友人でもあるイニエスタも楽しんでいた神戸の街については「街に関しては、本当に素晴らしいと思うし、全てが揃っている。都会だが、自然もあり、海も近く、落ち着いた雰囲気がある。気に入っている」と、様々な楽しみがあることを語った。

また「日本では可能な限り多くのことを学び、文化に触れて、自分が人間として成長できればと思っているし、それがここに来た1つの理由で、最大限ここでの時間を活用できればと思う」とコメント。これまでの選手同様、日本の文化にも積極的に触れていきたい考えがあるようだ。

2度目の来日、チームに所属するのは初となるマタ。Jリーグの印象についても語り、ファンの声援も期待するとかタッt。あ

「実際に練習してみた印象は、凄くテクニックが高い選手がいて、インテンシティも高く、ハードなサッカーをする印象を受けた。同時に試合を観てみても、凄くインテンシティの高い試合は多いが、同時にスペースがあり、FWに対してパスを演出するための時間、スペースは作れると思っている」

「良いチームも揃っていて、チームは優勝争いをしている中で、3、4チームが優勝争いに関わってくると思う。スタジアムも設備が整っていて、素晴らしいと思う」

「イニエスタとも話をしていて、素晴らしいファンがいると聞いていて、すでに感じている。実際に試合で感じられることも楽しみにしている」

背番号「64」を背負うマタは登録期限の8日に選手登録されることに。インターナショナル・マッチウィークの中断後にその姿が見られるのか注目だ。

2023年9月3日(日)18:25

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
ウェスタン・シドニーMFマタがMLSに新規参入するサンディエゴFCの共同オーナーに!
名手マタが神戸時代を回想…出場10分に「悔しかった」、一方で日本人選手の姿勢は「僕の模範に」
元神戸MFフアン・マタがウェスタン・シドニー加入…「この新しい冒険にワクワクしている」
元神戸MFフアン・マタの新天地はオーストラリアに…著名記者ロマーノがAリーグ入りと報道
元神戸MFマタの引退はまだ先か? 無所属続く中デンマーク1部のノアシェランでトレーニング
戻る
© livedoor