★首位Hondaが7連勝で覇権奪還へ前進! “J3ライセンス組”高知は痛恨の逆転負け、都並浦安の安定感【JFL第19節】

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2〜3日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第19節の7試合が各地で行われた。

◆“覇権奪還へ視界良好” Honda FC

8月が中断期間となっていた今季のJFL。

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2〜3日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第19節の7試合が各地で行われた。

◆“覇権奪還へ視界良好” Honda FC

8月が中断期間となっていた今季のJFL。6連勝で再開初戦を迎えた首位・Honda FCはアウェイで13位・東京武蔵野ユナイテッドと対戦し、0-1の勝利に。開始3分、FW児玉怜音が左サイドからふわりとしたクロスを上げると、MF松本和樹が頭で合わせてネットを揺らした。

開始早々の1点を守り抜いたHondaは破竹の7連勝。今節試合がなかった2位・ソニー仙台FCとの勝ち点差を暫定的ながらも「7」まで広げることに成功した。“Jへの門番”として名高い国内最強の企業クラブはまた一歩、2019年以来4年ぶりとなるリーグ制覇に前進した。

◆“天皇杯では快進撃も…” 高知ユナイテッドSC

“J3ライセンス組”の一角である11位・高知ユナイテッドSCはアウェイで10位・FCティアモ枚方と対戦。開始6分、FW小林心が左サイドからのクロスに頭で合わせて幸先よく先制する。天皇杯2回戦でガンバ大阪からゴールを叩き込んだ22歳は今季のJFLで3得点目となった。

しかし、なかなか追加点を奪えず、迎えた43分に追いつかれると、64分にはFW加倉広海にヘディング弾を叩き込まれ、追いかける展開に。前節までの16試合で15ゴールと得点力に課題がある高知は後半のシュートがわずか「1」本。反撃に力はなく、1-2で痛恨の逆転負けを喫している。

◆“2位浮上ならず” ラインメール青森

J3ライセンス組で最上位の3位・ラインメール青森はアウェイで5位・FCマルヤス岡崎と対戦。勝利すれば暫定ながらも2位浮上となる重要な再開初戦だったが、拮抗した90分間でゴールは奪えず、0-0のドロー決着。勝ち点1の積み上げに留まり、順位も3位のままとなっている。

◆“J3ライセンス組で唯一勝利” ヴェルスパ大分

対し、7位・ヴェルスパ大分はアウェイで12位・鈴鹿ポイントゲッターズを撃破。19分、“脱サラJリーガー”として知られ、ファジアーノ岡山から期限付き移籍中のDF杉山耕二がFKに頭で合わせて先制点をゲットすると、この1点で0-1と勝利した。順位も青森と勝ち点1差の5位に浮上している。

◆“都並政権5年目の安定感” ブリオベッカ浦安

昇格組ながらも4連勝中の8位・ブリオベッカ浦安はホームで6位・レイラック滋賀FCと対戦。11分、中断期間中に枚方から滋賀へ完全移籍したFW大垣勇樹に強烈な右足ボレーを叩き込まれ、前半を1点ビハインドで終える。

それでも63分、第13〜17節にかけて5試合連続ゴールのFW峯勇斗がヘディング弾を叩き込んで同点に。その後は両チームとも疲労の色が隠せず、1-1のドロー。浦安の連勝は4でストップしたが、開幕9試合未勝利から一転して直近9試合無敗と、都並敏史監督率いるチームは抜群の安定感を手に入れている。

◆“最下位脱出の糸口見えず” 沖縄SV

その一方、もう1つの昇格組である沖縄SVは窮地。9試合未勝利で最下位が定位置となってしまった沖縄は先月31日、代表取締役兼監督兼選手のFW高原直泰(43)が今季限りで現役を退くと発表。再開初戦は14位・ミネベアミツミFCとのアウェイゲームとなり、高原もスタメンに名を連ねた。

なんとか浮上のキッカケを掴みたいところだったが、開始4分にいきなり被弾すると、18分には早くも追加点を献上。高原は後半から指揮に専念するも、前節までの17試合でたった「7」得点のチームは最後まで1点が遠く、0-2の敗戦に。前半のシュートは4本、巻き返しを図った後半も2本に終わった。

今季の最下位は地域リーグへの自動降格とならないことが幸いだが、沖縄は残り10試合で14位・武蔵野と勝ち点「10」差。最下位脱出の糸口は見えず、全国地域チャンピオンズリーグ(地域CL)2位との入替戦行き、そして1年での九州リーグ降格を覚悟する時期に突入している。

◆第19節
▽9月2日(土)
FCティアモ枚方 2-1 高知ユナイテッドSC
FCマルヤス岡崎 0-0 ラインメール青森
東京武蔵野ユナイテッドFC 0-1 Honda FC
ヴィアティン三重 1-1 クリアソン新宿

▽9月3日(日)
鈴鹿ポイントゲッターズ 0-1 ヴェルスパ大分
ミネベアミツミFC 2-0 沖縄SV
ブリオベッカ浦安 1-1 レイラック滋賀FC

※今節試合なし
ソニー仙台FC

◆順位表
[勝ち点(第19節終了時点)]
1.Honda 36pt
2.ソニー 29pt
3.青森 28pt
4.新宿 28pt
5.V大分 27pt
6.マルヤス 25pt
7.滋賀 25pt
8.枚方 25pt
9.浦安 24pt
10.V三重 23pt
11.高知 21pt
12.ミネベアミツミ 21pt
13.鈴鹿 20pt
14.武蔵野 19pt
15.沖縄 9pt

2023年9月4日(月)14:30

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