日本代表FW細谷真大(柏レイソル)が、ミャンマー代表戦に向けて意気込みを語った。
15日、日本代表は2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の初戦・ミャンマー代表戦を翌日に控え、試合会場のパナソニック スタジアム 吹田でトレーニングを行った。
今回の代表には、ケガで招集できなかった選手に加え、招集された選手でも5名がケガにより不参加に。15日もMF三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)の離脱が発表されていた。
ヨーロッパで戦う選手たちの多くは、自国のリーグに加えてヨーロッパの大会にも参加しており、週2試合をこなしている選手が多く、疲労の蓄積やケガ、コンディション不良などにも影響が出ていると言える。
その選手離脱を受け、U-22日本代表の活動から急遽追加招集され、2022年のEAFF E-1サッカー選手権以来となる招集を受けた細谷はメディア取材に応じ、この1年間の変化を語った。
「1つ1つの質はE-1の時から学んで、自分も気持ちを切り替えてやっていますし、まだまだ足りないですが、ここで学んでいければと思います」
パリ五輪世代でもあるU-22日本代表は18日にU-22アルゼンチン代表と対戦する。大岩剛監督は「A代表経由パリ五輪行き」という言葉をチーム発足時から口にしており、細谷もそれを実現できる可能性がある。
「大岩さんもいつも言っていますが、スタンダードになるべきですし、ここで自分は定着したいと思っているので、この2戦は自分にとっても大きいので、しっかり結果を出したいと思っています」と意気込んだ細谷。ここからのA代表定着を狙うという。
海外組が多い中では初めてのA代表の活動に参加した細谷は「パスの質、切り替えの部分はアンダーと比べて全然違う」と印象を語り、「持ち帰って、アンダーで共有したいと思います」と、U-22日本代表でも同じレベルでやっていきたいという。
今回はストライカーとして呼ばれ、出番がある可能性も十分。柏でゴールを量産している中で、自身の強みを出したいと語った。
「森保さんもチームスタイル的には背後を突くことなので、そこを上手く出せればと思いますし、一番出していきたいです」
また自身のシュートついては「ファーストタッチのところはうまくボールを置ければ良いシュートが打てるというのがあります。ファーストタッチのところをはこだわっていきたい」と、ファーストタッチを見てほしいとコメントした。
細谷の持ち味であるラインブレイクに関しては、引いて守ってくることが予想されるミャンマー相手には出しにくい状況だ。
それでも「ポストプレーのところも上手くいかしたいと思いますし、クロスの入り方も引かれた相手には必要だと思うので、質を高めていければと思います」とコメント。クオリティを見せて、勝利に貢献したいところだ。
【写真】ミャンマー戦の前日練習で笑顔を見せる日本代表選手たち