ブラジル代表のフェルナンド・ジニス暫定監督が、3連敗を嘆いた。
現地時間21日、2026北中米ワールドカップ(W杯)南米予選第6節が行われ、ブラジルはホームにアルゼンチン代表を迎えた。
ウルグアイ代表、コロンビア代表と直近の予選で連敗中のブラジル。宿敵・アルゼンチンをホームに迎え、負けられない試合となった。
しかし、試合前に両サポーターが衝突。試合の開始が遅れると、試合はアルゼンチンが0-1で勝利。ブラジルは3連敗となっていた。
試合後、ジニス監督はファンの不満を理解し、ブーイングは許容するとした。
「ファンは好きなことをする権利がある。だから、我々は最善を尽くさなければならない。ファンは情熱的で勝ちたいと思っているので、ブーイングする権利がある。ただ、アルゼンチンに大声で「オレ(いいぞ)」と叫ぶのはやりすぎだろう」
「発言した人がその場にいれば、ブーイングを浴びるほどだった。ただ、チームが勝てないためにブーイングをしたり、チームに対して冷静でないことはとても理解ができる」
「あとは、ブーイングやプレシャーとともに、どうやって生きていくかを知らなければならない。ファンは勝って良いプレーを見たいと思っている。チームは良いプレーをしたと思うが、勝つことはできなかった。そして敗北が訪れれば、そうしたことが起こるのは当たり前のことだろう」
また、アルゼンチンと今のブラジルには差があるとも言及。特にケガでネイマールやヴィニシウス・ジュニオールなど主軸を欠いていることもあり、ベストに近いアルゼンチンが相手だったとした。
「フルミネンセがリベルタドーレスで優勝した時にに言ったことと同じことを言おうと思う。人生が単なる統計的なものであると考えることはできない。それが単なる統計であるならば、とても悪いと言える」
「ただ、選手たちの変化の過程として分析をしてみると、色々なことがあった。今回は前回のW杯に出場した選手が3人いて、アルゼンチンはほぼ全員が揃っていたチームだった」
「そして、彼らは自信を持ってプレーした。なぜなら、今日アルゼンチンが負けるならば、ウルグアイ相手に負けたように、国民の受け止め方が変わったはずだ。だからパフォーマンスは変わる」
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