UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)はグループステージ第4節の4試合が21日に各地で行われた。
グループCではなでしこジャパンのDF熊谷紗希とDF南萌華を擁するローマが、ホームでパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦。熊谷は[3-5-2]のアンカーで、南は左センターバックで先発出場するも、チームは1-3で敗れた。
ボール保持に勝るローマが敵陣でプレーする時間を伸ばしたものの、26分ショートカウンターから失点。最終ラインからのパスを中盤でカットされ、昨季はユベントスで女子セリエA得点王に輝いたマラウイ女子代表FWタバサ・チャウィンガに先制点を許した。
チャンスは作るも得点が奪えないローマは、67分に再び失点。チャウィンガの力強いドリブルから最後はフランス女子代表FWマリー・アントワネット・カトトに追加点を奪われると、76分にはアメリカ女子代表の新星コービン・アルバートにもゴールを許した。
ローマは3点ビハインドの中で88分、熊谷の縦パスが起点となって得たFKをイタリア女子代表MFマヌエラ・ジュリアーノが直接沈めて1点を返すが、反撃もここまで。1勝1分け2敗でグループ最下位に転落した。
ただ、グループCのもう1試合ではバイエルンがアヤックスに0-1で敗れたため、無敗チームはゼロに。首位に浮上したアヤックスも勝ち点「7」と、混戦模様を呈している。
また、グループDでは1勝2分けで迎えたチェルシーが、2勝1分けのヘッケンをアウェイで下し、首位奪還。1勝2敗だったパリFCもレアル・マドリーを1-0で破り、勝ち点はチェルシーが「8」、ヘッケンが「7」、パリFCが「6」と混戦の中で、マドリーのみが「1」と取り残されている。
なお、先のリーグ戦で新天地デビューを果たしたチェルシーの浜野まいかだが、今回の遠征ではメンバー外となっている。
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