23日、2023-24 WEリーグ第6節の大宮アルディージャVENTUSvsアルビレックス新潟レディースがNACK5スタジアム大宮で行われ、アウェイの新潟Lが2-1で勝利を収めた。
ともに3勝1分け1敗で迎えた5位大宮Vと3位新潟L。今節の結果によっては両チームにも首位浮上の可能性がある中で、大宮VはGK望月ありさがリーグ戦3試合ぶりのスタメン復帰。ジョーカー起用が続いていた大島暖菜が右サイドハーフ、長期離脱から復帰の五嶋京香がトップ下で、それぞれ今季初スタメンを飾った。
一方の新潟Lは17日の皇后杯5回戦、4-1で勝利したAC長野パルセイロ・レディース戦と同じ11人でスタート。両者ともに前線からのプレスを試みるが、先手を取ったのは新潟Lだった。
16分、大宮Vのつなぎを中盤で引っ掛け、センターサークル内から石田千尋が右へ展開すると、川澄奈穂美がDFとGKの間へ絶妙なクロスを供給。一度開いてからニアへ顔を出した石淵萌実が頭で合わせてネットを揺らした。
守備のはまった新潟Lは24分に追加点を奪取。二次攻撃から白沢百合恵がボックス内右で仕掛け、股抜きを含む2枚をかわしてのドリブルシュートを放つと、GKが弾いたボールがファーへこぼれ、大宮VDFの処理の隙を突いて滝川結女が詰めた。
2点のビハインドを負った大宮Vは37分にようやく決定機を迎え、テンポの良いパス回しから左ポケットを取った杉澤海星がシュート。これはGK平尾知佳に阻まれた。
新潟Lのリードで迎えた後半は59分、滝川が中央を切り裂いて右足でのフィニッシュを見せ、67分にも横パスを受けての反転左足と、アウェイチームの攻勢が続く。
追い掛ける大宮Vは、大島、井上綾香に代えて、仲田歩夢、船木里奈をピッチに送り出すなどの策を講じると、79分にセットプレーから1点を返す。仲田の左CKをニアで乗松瑠華が合わせると、ブロックされるも、自ら拾い直してクロス。長嶋洸が頭で合わせた。
長嶋のWE初ゴールで大宮Vが詰め寄ったものの、新潟Lは最終盤、5バックにして守備固め。前節の三菱重工浦和レッズレディース戦に続くさいたま勢撃破で、暫定2位に浮上した。
大宮アルディージャVENTUS 1-2 アルビレックス新潟レディース
【大宮V】
長嶋洸(16分)
【新潟L】
石淵萌実(16分)
滝川結女(24分)
【ハイライト】川澄奈穂美が絶妙クロスで先制点をアシスト!新潟Lが大宮Vを退ける