ブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督が、負傷離脱している日本代表MF三笘薫について言及した。
今シーズンもブライトンの攻撃を支える三笘。しかし、21日に行われたプレミアリーグ第18節でクリスタル・パレス戦に先発出場。しかし、後半終盤に左足首を痛めて負傷交代。試合後にスタジアムを離れる際には松葉杖で歩いている姿も確認されていた。
さらに、三笘は23日に自身のインスタグラムで「いつも応援ありがとうございます。少し離脱になりますが、また強くなって帰ってきます」と自身の負傷を認めていた。
ブライトンは現在ケガ人が続出中。ヨーロッパリーグ(EL)と並行してシーズンを過ごしていることも影響しているのか、主軸の多くが負傷することとなった。
日本代表にとっても1月中旬に開幕するアジアカップに向けて三笘が召集できる可能性はかなり低くなってしまった状況。そんな中、イギリス『インペンデント』によれば、デ・ゼルビ監督がチームの負傷者情報について言及。その中で三笘についても語った。
「10人から9人の選手と一緒にプレーすることができない」
「(三笘に関して)4週間以内で済むことを願っているが、メディカルスタッフは4週間か5週間、または6週間だと言っていた」
「そして、私は日本代表のためではなく、ブライトンのために働いている。日本代表のことは何も言えない」
「カオルがアジアカップでプレーできることを願っているが、私には分からない」
単純な計算で4週間の負傷ならばアジアカップでプレーすることは不可能。6週間という見立てもあるなら、当然招集するべきではない。
アジアカップのメンバーは1月1日のタイ代表戦後に発表されるが、どのような顔ぶれになるのか。招集の強制力がある一方で、ヨーロッパのリーグは通常運行している中、選手のキャリアに大きな影響を与える可能性もある難しい決断を迫られそうだ。
【写真】松葉杖姿でスタジアムを後にする三笘薫
【動画】三笘薫が負傷した瞬間…交代後はしんどそうな表情も