★2度追いついた昌平が白熱の一戦制す! 2戦連続PK戦勝利で大津を下し8強入り【高校サッカー選手権】
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第102回全国高校サッカー選手権大会の3回戦第1試合が2日の12時5分にキックオフし、浦和駒場スタジアムでは昌平高校(埼玉)が大津高校(熊本)をPK戦の末に下した。
2大会連続6度目の出場となった昌平は、2回戦で米子北高校(鳥取)をPK戦の末に下し、今回の3回戦へ進出。
第102回全国高校サッカー選手権大会の3回戦第1試合が2日の12時5分にキックオフし、浦和駒場スタジアムでは昌平高校(埼玉)が大津高校(熊本)をPK戦の末に下した。
2大会連続6度目の出場となった昌平は、2回戦で米子北高校(鳥取)をPK戦の末に下し、今回の3回戦へ進出。一方、3年連続20回目の出場となった大津は遠野高校(岩手)に1-0で勝利し、勝ち上がってきた。
立ち上がりからゴールに迫ったのは昌平。3分、前線で縦パスを収めた小田晄平が振り向きざまにシュートを放つも、ここはGK坊野雄大が冷静に対処する。
そのまま昌平ペースで試合は進むが、13分に大津が反撃。ロングスローの流れから山下景司が積極的にミドルシュートを狙った。
その後もやや優勢の昌平は16分にも小田にシュートが。自陣からの速攻で西嶋大翔が持ち上がると、スルーパスに反応した小田が右足を一閃。枠に飛んだが、再びGK坊野が立ちふさがった。
押されっぱなしではない大津は、水戸ホーリーホック加入が内定している10番・主将の碇明日麻にチャンス到来。22分、右サイドからクロスが上がると碇が高い打点のヘディングで合わせたが、惜しくも枠の左へ外れた。
その後は両チームのつばぜり合いが続き、前半も終盤へ。すると37分、大津が先制に成功する。左から高いクロスが上がるとこれをボックス内で碇が落とし、ゴール前に位置取っていた山下景司がボレーシュートを叩き込んだ。
ビハインドとなった昌平だが、前半のうちに同点に。追加タイム1分、敵陣中央でパスを繋ぐと、前田大樹から再三ゴールに迫っていた小田へ縦パスが入る。相手DFとの競り合いに負けず、飛び出してきたGKをかわす左足シュートを決め、1-1で試合を折り返した。
両者交代なしで迎えた後半はじりじりと拮抗した時間が続き、ボックス手前左から放った大津・古川大地の直接FKも枠の外。再びリードを得たい大津は60分に最初の交代カードを切り、日置陽人を投入する。
昌平も流れを変えようと選手を代えるが、後半は押し気味に試合を進める大津が68分に勝ち越し。右CKから碇がヘディングシュートを放つと、コース上にいた稲田翼が頭でそらし、ネットを揺らした。
ゴールが遠い昌平はさらに3人選手を代え、再びの同点弾を目指す。すると78分、昌平の長兄弟がチームを救う。
10番を背負う兄・長準喜がドリブルでゴールへ向かうと、ボックス内で混戦に。ルーズボールに反応した長準喜が頭で落とし、途中投入されていた弟・長璃喜が右足ダイレクトで決めた。
勢いそのままに猛攻を仕掛けた昌平だが2-2のままタイムアップ。試合の行方はPK戦に委ねられる。
先行となったのは大津。プレッシャーがかかる中、主将の碇がゴール右にきっちり決めると、対する昌平も長準喜がゴール右に沈める。
その後も両チーム失敗なく進むが、大津4人目の稲田翼のシュートをGK佐々木智太郎がセーブ。昌平の4人目、大津の5人目が成功させると、昌平5人目の工藤聖太郎も決め、最終的に4-5で決着となった。
2試合連続のPK戦勝利でベスト8入りを決めた昌平は、準々決勝で青森山田高校(青森)vs広島国際学院高校(広島)の勝者と対戦する。
昌平 2-2(PK:5-4) 大津
【昌平】
小田晄平(前40+1)
長璃喜(後38)
【大津】
山下景司(前37)
稲田翼(後28)
2024年1月2日(火)14:43