★「スッキリしました」ドイツ経由でカタール入りした板倉滉、万全の状態で大会制覇に意気込む「アジアカップ優勝は通過点に過ぎない」【アジアカップ】
Getty Images
日本代表のDF板倉滉(ボルシアMG)が、自身の状態とアジアカップに向けての意気込みを語った。
12日に開幕するアジアカップ。
日本代表のDF板倉滉(ボルシアMG)が、自身の状態とアジアカップに向けての意気込みを語った。
12日に開幕するアジアカップ。カタールで行われる今大会で、日本は2011年大会以来となる3大会ぶりの優勝を目指す。
グループステージではベトナム、イラク、インドネシアと同居する中、ヨーロッパでプレーする主力選手をしっかりと招集。ケガでコンディションが不明な選手も含めてチームに合流している。
板倉は1日に行われたタイ代表戦に向けた日本代表に合流するも、手術後に復帰していないこともありプレーせず。さらに、カタールに入る前に一度ボルシアMGへと戻り、状態を確認していた。
ドイツに一度戻り、遅れて合流した板倉。「代表ともコミュニケーションを取った上で一回ドイツに帰って、チームのコントロールのもとやりたいということがドイツのチームの主張でした」と理由を明かし、「代表チームで話した中で、しっかり汲み取って理解してくれたことに感謝ですし、今ここにこうやって来れていることは全てです」と、何も問題は起きていないとした。
チームではケガの回復具合をチェックし、トレーニングマッチでもプレーした板倉。コンディションについては「ちょっとずつ上がってきていますし、ここからさらに上げられると思います。全然問題ないかなと思います」とプレーに支障はないという。
また「時間としては60分でしたが、足も問題なくやれたので、それも含めてチームからOKが出たということです」とお墨付きをもらったとのこと。一方で、U-22日本代表のFW福田師王は試合でゴールを決めていたが、「師王はすごいですね」と語り、「毎試合のようにトップに来た時は点を取っている。トップでやれる実力も持っていると思いますし、彼のメンタリティも海外でやっていく上で素晴らしいものがあると近くで感じています。早くトップで一緒にやれればと思います」と、ブンデスリーガで一緒にピッチに立つことを楽しみにしているとした。
ドイツに戻ったことで、一部では冬の移籍があるという噂もあったが「全然ないです」とこちらは完全否定。「引き続きアジアカップがあるので、自分ができることをチームのためにやりたいと思います」と、今はアジアカップに集中しているとした。
カタール・ワールドカップ(W杯)を戦ってからおよそ1年。カタールで再び日本代表として戦うことについては「ワールドカップもカタールでやったので、空港に着いた時も帰ってきたなという感じがありますし、またここでしっかり準備したいと思います」とコメント。アジアカップについては「もう優勝しかないです。さらにここで日本代表の価値を示せればと思うので、優勝しかないです」と、日本の強さを見せつけたいとした。
今は痛みもないという板倉。「大丈夫です。スッキリしました。手術する前は痛みがあってストレス抱えてやっていたので、やっとスッキリしたなかでプレーできる喜びを感じています」と、万全の状態でアジア杯を戦えそうだ。
北中米W杯アジア予選でも強さを見せている日本。大きな期待が寄せられており、圧勝できるという楽観的な声もある。ただ、「間違いなくそうはいかないと思いますし、前回大会も相当厳しい戦いをしていたので、気が抜けないなと。1試合目の入りから気を引き締めてやらないと足元すくわれると思います」とし、難しい戦いになるだろうと予想した。
ただ、優勝候補として期待をかけられていることについては「素直にそうやって見てもられる、言ってもらえることは今まで自分たちがやってきたことの結果なので嬉しいですが、結果で示さないといけない」とコメント。「日本代表が強くなっていく上で、アジアカップ優勝は通過点に過ぎないと思うので、しっかり結果で示せればと思います」と、期待を喜びつつも、結果で応えなければいけないとした。
ケガ人もいて、調整中の選手もいる状況については「こういう大会は総力戦」と語り、「どういう大会でも一緒で、ワールドカップでもそうでしたし、実際に別メニューで調整している選手もいますが、普段出られていない選手が熱い思いを持って練習から取り組んでいると思います。総力戦になると思いますし、出た選手がしっかりプレーしないといけないなと思います」と、チーム一丸となって戦い抜くことが大事だとした。
日本の初戦は14日。ベトナム代表と対戦する。
2024年1月9日(火)12:35