日本代表MF三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)が、早速輝きを放った。
三笘は、2023年12月に行われたブライトンでの試合で左足首を負傷。当初はアジアカップ2023のメンバー入りも危ぶまれていたが、メンバーに名を連ねると、グループステージの3試合ではベンチ外となっていた。
そして、1月31日に行われたアジアカップラウンド16のバーレーン代表戦で今大会初のベンチ入りを果たすと、68分から途中出場し、アジアカップデビューとなった。
出場直後から左サイドで積極的にボールを受ける三笘は、幾度か決定機を演出。特に日本がリードしていたこともあり、カウンター時のスピードと寄せてきた相手を簡単にかわす力は大きな脅威となっていた。
その真骨頂ともいえるようなシーンが85分のシーンだった。
自陣左サイドでボールを拾った三笘は、ライン際をドリブルで持ち上がると、ハーフウェイラインを超えたあたりで少し内にコースを変えて相手選手2人の間を突破。並走していた選手も含めた3人を置き去りにすると、そのままボックス内に侵入した。
約60mを一人で持ち上がった最後は、相手の股を抜くラストパスでFW浅野拓磨(ボーフム)の決定機を演出。圧巻のプレーだった。
持ち味を遺憾なく発揮したドリブルには、ファンも「別格」、「次元が違う」、「ミトマジック」、「三笘無双」と驚嘆と称賛の声を寄せていた。
ゴールにはつながらなかったものの、三笘は短い時間で確かな存在感を発揮していた。
【動画】三笘薫の圧巻ドリブル突破をノーカットで!