日本人選手が3人出場した試合での判定が物議を醸している。
4日、ジュピラー・プロ・リーグ第24節のアンデルレヒトvsヘントが行われた。
日本代表としてアジアカップ2023に参加していた渡辺剛はは、イラン代表戦でベンチ入り。出番はなく、今大会は1試合の出場に終わった中、イラン戦翌日のアンデルレヒト戦で帰国後即先発出場。GKシュミット・ダニエル、MF横田大祐と共にピッチに立った。
この試合ではリードを許していたヘントだったが、86分に問題の判定が起こった。
左CKを獲得するとクロスがニアサイドでDFがクリアも、ボールが流れると、ジュリアン・デ・サールがボックス手前でボレー。ミートしたボールがネットに突き刺さり、土壇場で同点に追いついた。
しかし、このゴールに対してVARチェックが入ると、主審はオン・フィールド・レビュー。CKの際に競り合いの中でファウルがあったとし、ゴールが取り消しとなった。
同点ゴールを取り消されたヘントは敗戦。しかし、試合後にヘント陣営から不満のコメントが寄せられた。
ハイン・ヴァンハーゼブルック監督は2つの問題の判定をして厳しい言葉を並べた。
「1つではなく2つのシーンだ。最初はヴェルトンゲン。彼は体の横でボールを手に当てたが、それはPKだ。ローラン・ドゥポワトルのファウルに笛を吹いたが、大きな失敗だ」
また、デ・サールの劇的ゴールが取り消されたことはより酷いと嘆いた。
「2つ目はさらに酷い。イスマエル・カンドゥスはクリスティアン・アルンスタッドの前を通り過ぎようとしただけで、それで倒れたこと自体が間違いだ。通り過ぎる摂食もあったが、それで我々が罰せられるということは恥ずべきことだ」
「VARもだ。どうしてその場面で主審をモニターに呼び出すんだ。今日はここでただ強盗に遭っただけだ」
判定に泣かされたヘント。オーナーのサム・バロ氏も苦言。「不満だ。これは受け入れ難い。最高級のアマチュアリズムだ。明らかだ。審判としてどう説明してもらえるんだ?」とコメント。判定に不満を募らせた。
【動画】不可解判定にクラブが怒り…豪快な同点ゴールもVARが介入して取り消しに