★ブルーカード導入の動きにプレミア監督勢の見解は…? クロップ「失敗する機会を増やすだけ」

Getty Images
プレミアリーグ各クラブの監督がブルーカード導入の動きに私見を述べた。

昨年11月に国際サッカー評議会が試験的導入の方針を示すブルーカード。

記事全文

プレミアリーグ各クラブの監督がブルーカード導入の動きに私見を述べた。

昨年11月に国際サッカー評議会が試験的導入の方針を示すブルーカード。ブルーカードを提示されると、ピッチ上における振る舞いの改善を目的とし、受けた選手はラグビーで用いられるシンビンのように10分間の退場に処される。

トップレベルでの導入がいつからなのかはまだわからないが、その行方が注目されるが、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、今週末のプレミアリーグに臨むにあたっての会見ではそれぞれの監督から否定的な意見が多く挙がったようだ。

リバプールのユルゲン・クロップ監督が「新しいカードの導入は失敗する機会を増やすだけ。『ブルーカードにすべきだったのか、それともイエローカードすべきだったのか』という議論になるからだ」と語り、「素晴らしいアイデアとは思えないが、彼らが最後に素晴らしいアイデアを出したのがいつだったのか、あるいはそれを持っていたすらも思い出せない」と皮肉も飛ばした。

また、チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は「審判にとっても、選手にとっても、ファンにとっても、より複雑で、より分裂を生むことになると思う」と話せば、トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督も「他のあらゆるスポーツも断捨離を試みている。だが、我々がやろうとしているのは変な理由で逆のことをやろうとしているだけ」と切り捨てた。

そして、アーセナルのミケル・アルテタ監督からは「このレベルで導入される前に、とても、とてもよくテストされるのを願っている」と事前に厳しいテストが必要だとコメントしている。

なお、IFABは9日にブルーカードの試験的導入計画を発表する予定だったとみられるが、さらに議論を重ねるため、来月3月上旬の会合まで延期したとのことだ。


2024年2月10日(土)15:45

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
「いつも特別な気持ちになる場所」CLでリバプールと対戦するシャビ・アロンソ監督、古巣とのビッグマッチに「これ以上のものはない」
ブライトン戦で高評価の遠藤航、通算50試合出場達成後のコメントにファンも喜ぶ「雰囲気は最高だった」
定位置喪失の可能性も指摘されるロバートソン…スロット監督が言及「少し考えすぎているかも」
傘下には大宮も、レッドブルの幹部就任がドイツで反発…クロップ氏が想いを語る「以前所属したクラブは愛している」
「報道されたニュースは完全に嘘」トリノ会長がレッドブルとの売却交渉報道を否定
戻る
© livedoor