トッテナムのブラジル代表FWリシャルリソンとファンの少女との微笑ましいやり取りが話題を集めている。
トッテナムは15日、本拠地トッテナム・ホットスパースタジアムでファンを招いた公開トレーニングを実施。世界屈指のトレーニング施設を誇るスパーズは普段から充実したトレーニングを行っているが、ひとつひとつのプレーに対して、ファンからの歓声や笑いが起きる本拠地でのトレーニングセッションは良い緊張感を生むポジティブなものとなった。
そういったなか、クラブ公式X(旧ツイッター)が投稿したリシャルリソンと、同選手のファンである一人の少女のやり取りを映した短い動画の投稿が話題に。
「一生残る思い出」とのコメントが付けられた動画では母親と共に、選手たちがドレッシングルームに下がる際に通る通路にいる少女の姿が映されていた。そこにトレーニング帰りのリシャルリソンが現れ、あらかじめクラブが用意していたサイン入りのユニフォームを少女にプレゼントした。
すると、憧れのリシャルリソンからユニフォームを手渡された少女は大きく口を開けて戸惑いと歓喜、嬉し涙という複雑な感情を表してフリーズ。そのわが子の想像以上のリアクションに母親はリシャルリソンと顔を見合わせる形で苦笑いの表情に。一方のリシャルリソンは少女のリアクションに驚きながらも、優しいまなざしと共にハグをしてなだめた。
その後、母親に促されてすぐさま笑顔へのリカバリーを果たした少女は、リシャルリソンとユニフォームを広げながらツーショット写真を撮ってもらい、束の間の夢の瞬間を終える形となった。
ややこわもてでピッチ上での闘争心溢れるプレーによって“いかつい選手”のレッテルを貼られることが多いリッチーの愛称で知られるブラジル代表FWだが、実際は貧しい幼少期の経験から地元での子供たちへの支援、恩人の闘病をきっかけにガン治療を行う病院への支援など慈善事業に積極的に取り組むナイスガイだ。そういった優しい性格が今回の少女とのやり取りでもうかがい知れた。
【動画】選手冥利に尽きる少女のリアクション