★後半4発で鮮やか逆転の首位リバプールがPL3連勝でEFL杯決勝へ! 遠藤航フル出場も橋岡大樹はベンチ外【プレミアリーグ】

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プレミアリーグ第26節、リバプールvsルートン・タウンが21日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが4-1で逆転勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航はフル出場、ルートンのDF橋岡大樹はベンチ外となった。

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プレミアリーグ第26節、リバプールvsルートン・タウンが21日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが4-1で逆転勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航はフル出場、ルートンのDF橋岡大樹はベンチ外となった。

前節、ブレントフォードに4-1の快勝を収めて首位キープに成功したリバプール。今週末に今シーズン初タイトルを懸けたチェルシーとのEFLカップ(カラバオカップ)決勝を控えるなか、第26節の前倒し開催で降格圏の18位ルートンをホームで迎え撃った。

クロップ監督はリーグ3連勝を狙った一戦で前節から先発5人を変更。負傷離脱のジョタ、カーティス・ジョーンズに加え、コンディションに不安を抱えるヌニェスに代えてガクポ、エリオット、グラフェンベルフを起用。また、ロバートソンとコナテをベンチに置いてジョー・ゴメス、クアンサーを起用し、サラーは大事を取ってかベンチ外となった。

立ち上がりからエンジン全開のリバプールは開始5分、エリオットのスルーパスに反応したルイス・ディアスがボックス内でいきなり決定的なシュートを放つなど攻勢を仕掛けていく。

以降も圧倒的なボール保持で押し込みつつ、ボールを失った際には素早いトランジションで二次攻撃、三次攻撃を狙う。10分にはセットプレーの流れからゴール前のガクポがバイシクルシュートを放つが、これはGKカミンスキの正面を突く。

立ち上がりの攻防を見れば、ホームチームの先制点は時間の問題かに思われたが、先にゴールを奪ったのはまさかのアウェイチームだった。12分、相手陣内左サイドでのスローインの流れからボックス内でウッドロウが身体を張って前向きで走り込んできたタヒス・チョンに落とすと、ゴール左からすかさずシュート。これはGKケレハーが何とかはじき出したものの、ファーに流れたボールをドフリーのオグベネが頭で流し込んだ。

あっさりとした守備対応から早々に失点したリバプールはすぐさま反撃を開始。だが、先制点によって勢いづくルートンの強度の高い守備に苦戦し、効果的なボールの前進には至らず。それでも、エリオットとディアスの連携から要所で相手守備を崩していく。

早い時間帯に同点ゴールを奪えなかったものの、前半半ばを過ぎた辺りから攻撃にリズムが出てきたリバプール。31分には遠藤が見事なプレス回避からゴール前に走り込むディアスへ浮き球のパスを通すが、コロンビア代表FWはダイレクトシュートを枠に飛ばせない。

その後は幾度かターンオーバーの状況を活かしてディアスがボックス内への侵入を試みたが、相手のソリッドな守備対応を前にフィニッシュまで持ち込めず。また、全体的にアタッキングサードでの判断、精度の問題によって崩し切れない場面が目立つ、フラストレーションが溜まる状況のままハーフタイムを迎えた。

後半も同じメンバーで臨んだリバプールは、大きくアプローチを変えることなく焦れずに攻め続ける。そして、立ち上がりからディアス、ガクポと良い形でのフィニッシュを見せると、そのまま押し切った。

56分、右CKの場面でキッカーのマク・アリスターが右足アウトスウィングの正確なボールをボックス中央に入れると、マークを完全に振り切ったファン・ダイクが強烈なヘディングシュートをゴール左隅に突き刺す。

さらに、直後の58分には相手陣内右サイドでのスローインをボックス右で受けたマク・アリスターがダイレクトクロス。これをニアで競り勝ったガクポがヘディングで合わせ、瞬く間に試合を引っくり返した。

まさに畳みかける攻めで一気に試合を引っくり返したホームチームは、その勢いのまま3点目を目指す。だが、再びの右CKでファン・ダイクに訪れた決定機はGKカミンスキの好守に阻まれた。

その後、ややルートンに押し返されたものの、主導権は渡さない試合巧者は相手のミスを突いて突き放す。71分、ルートンの自陣でのスローインの流れから中央へ中途半端に入れたボールに途中出場のロバートソンが反応。ダイレクトでボックス左に走り込むディアスに繋ぐと、ここまで最後のところで苦しんでいた背番号7が落ち着き払ったフィニッシュで左足シュートをニアへ突き刺した。

これで勝負を決めたリバプールは、週末のチェルシー戦を睨み主力を下げながら試合をクローズに入る。それでも、前がかりなルートンの戦い方を利用し、遠藤が見事なボール奪取からのスルーパスでガクポの決定機を演出するなどゴールへの意識は失わず。

すると、後半最終盤の90分には直前に投入された17歳FWダンズも絡んだショートカウンターから最後はボックス中央でルーズボールに反応したエリオットがリバプールでの通算100試合出場を自ら祝うメモリアルゴールで後半のゴールショーを締めくくった。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、多くの主力を欠きながらも鮮やかな逆転勝利でリーグ3連勝を決めたリバプールは首位キープに成功すると共に、EFLカップ決勝へ大きな弾みを付けた。

2024年2月22日(木)6:29

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