シント=トロイデンの日本代表MF伊藤涼太郎が、観衆を魅了した。
シント=トロイデンは24日、ジュピラー・プロ・リーグ第27節でウェステルローを本拠地に迎え、1-0で勝利を収めた。
決勝点を挙げたのは伊藤。ハーフウェーラインを越えた右サイドから、外のヤルネ・ステウカースへボールをはたきつつ斜めのコース取りで中央へと立ち位置を移していく。
ステウカースが切れ込みながらアブバカリ・コイタへ縦に付けると、落としを受けた伊藤は、ワントラップから左足での鮮やかなループシュートを沈めた。
GKの位置を見極めての見事なフィニッシュには、「涼太郎上手いわ」、「テクニカル過ぎる」、「これは見事なゴール」、「相変わらずうめぇ」といった賛辞が寄せられている。
1月1日には、国立競技場でのタイ代表戦で日本代表デビューを飾りながらも、インパクトを残せなかった伊藤。悔しさを噛みしめながら「数字を残さないと」と吐露していたなかで、今年に入ってから2得点目、今季のリーグ戦では4つ目のゴールを数えた。
なお、23日にクラブ創設100周年を迎えていたシント=トロイデンは、この試合をクラブ創設100周年記念試合に設定。伊藤の美技弾で、メモリアルマッチの勝利を収めている。
また、その他の日本人選手は、鈴木彩艶がフル出場し、藤田譲瑠チマが71分から、山本理仁が89分から途中出場。小川諒也はベンチ入りも出番がなく、岡崎慎司はメンバー外となっている。先発した殊勲の伊藤は、70分までプレーしている。
【動画】伊藤涼太郎の見事なループシュートが決勝点に!