★【CLラウンド16プレビュー】瀬戸際バイエルンの逆転か、ラツィオの逃げ切りか

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チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、バイエルンvsラツィオが日本時間5日29:00にキックオフされる。3週間前に行われた1stレグではラツィオがFWインモービレのPKによる決勝弾で1-0と先勝していた一戦だ。

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チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、バイエルンvsラツィオが日本時間5日29:00にキックオフされる。3週間前に行われた1stレグではラツィオがFWインモービレのPKによる決勝弾で1-0と先勝していた一戦だ。

敵地での1stレグでは前半こそ押し込む時間が大半で悪くなかったものの、トゥヘル監督のハーフタイム明けの2列目の配置転換が全くハマらず攻撃が停滞。その結果、DFウパメカノの退場&PK献上があり、終わってみれば枠内シュート0という惨状に。

ホームで逆転突破を目指すバイエルンだが1stレグ後、格下ボーフムに敗れて公式戦3連敗を喫した。この不振を受けてフロントはトゥヘル監督の今季限りでの退任を決定。退任発表後のライプツィヒ戦はFWケインの追加タイム決勝弾で勝利して連敗を止めたが、直近のフライブルク戦は2-2のドローに持ち込まれ、煮え切らない戦いが続いている。ここで敗退するようなことがあれば、シーズン終わりを待たずしてトゥヘル監督の首が飛びかねないが、瀬戸際で耐えることはできるか。

一方、ホームで行われた1stレグを守勢の展開ながら後半半ばにロングカウンターの流れでPKを獲得し、そのPKによる決勝点で先勝したラツィオ。ただバイエルン相手の金星で勢いが付くかと思われたが、こちらも決して良いチーム状態にはない。バイエルン戦後のセリエAでは上位勢との戦いが続いたとはいえ、1勝3敗と黒星が先行している。直近のミラン戦では最終的に8人になってしまう大荒れの試合を演じたが、何とか切り替えてバイエルン戦に臨めるかがポイントとなる。

◆バイエルン◆
【4-2-3-1】

(C)CWS Brains,LTD.

▽予想スタメン
GK:ノイアー
DF:ライマー、デ・リフト、キム・ミンジェ、アルフォンソ・デイビス
MF:キミッヒ、ゴレツカ
MF:サネ、ミュラー、ムシアラ
FW:ケイン
負傷者:DFブイ、マズラウィ、サール、MFコマン
出場停止者:DFウパメカノ

守備陣に負傷者が集中している中、1stレグで退場のウパメカノが出場停止で欠場する。センターバックはダイアーが務める可能性があり、ボランチには進境著しいパブロビッチが入る可能性がある。負傷明けのサネが間に合わなければ直近のフライブルク戦同様、テルが2列目に入るか。

◆ラツィオ◆
【4-3-3】

(C)CWS Brains,LTD.

▽予想スタメン
GK:プロベデル
DF:マルシッチ、マリオ・ヒラ、ロマニョーリ、ヒサイ
MF:ゲンドゥージ、カタルディ、L・アルベルト
FW:イサクセン、インモービレ、フェリペ・アンデルソン
負傷者:DFパトリック
出場停止者:なし

勝利した1stレグのスタメンがベースになるものと思われる。カタルディではなくベシーノがアンカーに入る可能性がある。

★注目選手
◆MFジャマル・ムシアラ(バイエルン)
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逆転突破のためにはゴールが必要なバイエルンとしては主砲ケインと共にムシアラの活躍が欠かせない。直近のフライブルク戦でもタイトなボックス内で圧巻のドリブルシュートを決めており、不振のバイエルンにおいてケインと共に輝きを放ち続けている。サネのコンディションが万全でないことからチャンス創出が期待できるのはムシアラが筆頭になるだけに21歳の双肩に逆転突破の命運が懸かっている。

◆DFマリオ・ヒラ(ラツィオ)
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対するラツィオはバイエルンを1stレグ同様、シャットアウトすれば1999-2000シーズン以来2度目のベスト8進出となる。そのカギを握るのは守護神プロベデルと共に1stレグでも好守備を見せていたスペイン人DFのマリオ・ヒラだ。レアル・マドリーの下部組織出身であるセンターバックは、昨季ラツィオ入り。昨季は4番手のセンターバックの立ち位置を崩せずにいたが、今季途中よりケガ人の影響もあって先発に抜擢されると見事そのチャンスを掴んだ。11月下旬以降、戦術眼、ビルドアップに長けた持ち味を生かしてセンターバックの主軸となったマリオ・ヒラが1stレグ同様、ラツィオを勝利に導けるかに注目だ。

2024年3月5日(火)18:00

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