チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、マンチェスター・シティvsコペンハーゲンが、日本時間6日29:00にシティ・オブ・マンチェスター・スタジアムでキックオフされる。盤石のシティが奇跡狙うコペンハーゲンを迎え撃つ8強懸けた第2ラウンドだ。
先月13日にパルケン・スタジアムで行われた1stレグは、グループステージ全勝突破の王者シティが敵地で3-1の先勝を収めた。シティがデ・ブライネの序盤のゴールで先制しワンサイドゲームも予想されたが、コペンハーゲンも前半半ばにマットソンのゴールで追いつく。その後、前半終了間際にベルナルド・シウバのゴールでシティが勝ち越したものの、コペンハーゲンの粘りで試合は拮抗。それでも、後半アディショナルタイムにフォーデンのゴールで突き放した王者が大きなアドバンテージを得た。
戦前の予想に反して苦戦を強いられたものの、終わってみれば複数得点差で先勝に成功したシティ。直後のチェルシー戦は1-1のドローに終わったが、以降は公式戦4連勝。直近のリーグ戦ではマンチェスター・ユナイテッドとのダービーを3-1で逆転勝利し、公式戦19試合無敗で今回の一戦を迎えた。週末にリバプールとのリーグ首位攻防戦を控える点は唯一の懸念材料となるが、常勝軍団が隙を見せる可能性は限りなく低い。
対するコペンハーゲンは2カ月ぶりの公式戦となった1stレグで善戦を見せたものの、結果は1-3の敗戦。ベスト8進出へ厳しい状況だ。その後の国内リーグではシルケボー、ノアシェラン相手に連勝したが、直近のミッティラン戦は0-2の敗戦。今回の大一番へ弾みを付けることはできなかった。試合勘・コンディションを整えられた点はプラス材料だが、この間に主力に離脱者も出ており、王者相手の逆転突破には奇跡を起こす必要がある。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-1-4-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、アカンジ、ルベン・ディアス、グヴァルディオル
MF:ロドリ
MF:フォーデン、アルバレス、コバチッチ、ドク
FW:ハーランド
負傷者:MFグリーリッシュ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者はグリーリッシュのみが欠場となる。
デ・ブライネやストーンズ、ベルナルド・シウバら主力を起用してベストメンバーで臨む可能性もあるが、今週末に控えるリバプールとの首位攻防戦に向けていくつかのポジションでターンオーバーを採用するとみる。
◆コペンハーゲン◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:グラバラ
DF:ジェラート、ヴァヴロ、マッケンナ、メリング
MF:ゴンサウヴェス、ファルク、マットソン
FW:エルユヌシ、コーネリウス、アシュリ
負傷者:GKサンダー、DFクホチョラバ、MFレラガー、クラーソン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては直近のミッティラン戦で負傷のクラーソンに加え、1stレグをサスペンションで欠場していたレラガーが今度はケガで欠場となる。
スタメンは前回対戦をベースに左サイドバックにメリング、クラーソン不在の最前線にはコーネリウスあるいはラーションが入る見込みだ。
★注目選手
◆マンチェスター・シティ:FWフリアン・アルバレス
Getty Images
3戦ぶりのCLで決定的な仕事ができるか。グループステージでは出場4試合で4ゴール1アシストと結果を残したアルバレスだが、直近の2試合では全試合出場が続くリーグ優先の起用法によってプレー機会はなかった。
ただ、ここ最近ではデ・ブライネ、ハーランドの復帰に伴い、重要度が高いリーグ戦ではベンチスタートが多くなっており、週末にリバプール戦を控えるなかで今回のコペンハーゲン戦では3試合ぶりの出場が見込まれる。
ベスト8進出に向けてチームプレーヤーとして攻守両面の貢献を意識しつつ、熾烈を極めるポジション奪取に向けて1カ月以上遠ざかるゴールを決めたい。
◆コペンハーゲン:MFマグナス・マットソン
Getty Images
前回対戦に続くゴールで奇跡に導けるか。今冬の移籍市場で攻撃のクオリティアップの切り札としてNECナイメヘンから加入した両利きのプレーメーカーは、コペンハーゲンデビュー戦でもあったCLデビュー戦で見事なミドルシュートを突き刺して王者に冷や汗をかかせた。
さらに、得点以外でも正確なプレースキックや巧みなプレス回避でジェラートらと共に善戦の立役者の一人となった。以降のリーグ戦3試合で周囲との連携も深まっており、逆転突破へ最低でも3点が必要な一戦においてチャンスメーク、ゴールスコアラーの双方で力を発揮したい。