7日、FA女子コンチネンタルリーグカップ準決勝のマンチェスター・シティvsチェルシーが行われ、0-1でチェルシーが勝利した。
リーグカップの決勝進出を目指す戦い。シティのなでしこジャパンMF長谷川唯はアンカーで先発フル出場。チェルシーのFW浜野まいかはベンチ入りを果たすも出場機会はなかった。
昨シーズンのファイナリストであり、FA女子スーパーリーグ(FAWSL)の首位を走るチェルシーと、現在2位につけるシティの一戦。2月17日に行われた直近のリーグ戦では0-1でシティが勝利していた。
アーセナルの待つ決勝に向けた戦いは、序盤はシティがカディジャ・ショーを中心に攻勢に出るもゴールをなかなか奪えない。すると8分にチェルシーが先制。相手のビルドアップのミスを奪うと、パスを受けたローレン・ジェームズがボックス内からシュート。狭いニアサイドを突くシュートが決まり、試合を動かす。
ミスから失点してしまったシティ。その後も後方でのビルドアップでピンチを迎えるなど、落ち着いてプレーできない。
それでも徐々にペースを取り戻すと、長谷川も遠目の位置からシュートを放つなど、チェルシーを押し込んでいく。
チェルシーの1点リードで迎えた後半も、試合のペースはシティに。しかし、チェルシーのGKハンナ・ハンプトンが立ちはだかり、ゴールを許さない。
シティはサイドからの崩しや、個人での突破など、採算チャンスを作り出して決定機を迎えるが、ことごとくGKハンプトンの好セーブに阻まれゴールを奪えず。そのまま試合は終了し、0-1でチェルシーが勝利。アーセナルとの決勝に駒を進めた。
敗れたシティは公式戦13試合ぶりの黒星に。チェルシーは3月31日に決勝でアーセナルと対戦。2シーズン連続の決勝カードとなり、チェルシーは5シーズン連続の決勝に駒を進めることとなった。
【動画】長谷川唯のロングシュートも! チェルシーGK躍動の準決勝ハイライト