パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペが、自身の名前を勝手に使われているとして、フランスのケバブ店を訴えようとしている。フランス『RMCスポーツ』が伝えている。
ムバッペが訴えたのは、マルセイユを拠点とし、フランスのサッカー界では有名なインフルエンサーであるモハメド・ヘンニ氏が経営しているケバブ屋。その店では、“ムバッペの頭のように丸いパン”という謳い文句が使われたケバブを販売しているという。
インスタグラムで180万人のフォロワーを持ち、PSGのライバルであるマルセイユのサポーターでもあるヘンニ氏は、ムバッペの弁護士であるデルフィーヌ・ヴェルヘイデン氏から、ムバッペが設立した会社『KMA』の代理として内容証明を受け取ったと12日に明かしている。
そこには、「商業目的で彼の名前を無断で使用したとして裁判を起こす前に、8日以内にメニューからムバッペの名前を削除するよう」というヘンニ氏への要求が記載されていたとのことだ。
そのことを受け、ヘンニ氏は自身のインスタグラムのストーリーズを更新。ムバッペに反論している。
「このレベルの選手が僕のことを考える暇があるとは思わなかった。彼は時間とお金をかけて僕を攻撃した。僕は誰も傷つけていないよ、ただ面白がっているだけさ」
「恥ずかしくないのか、他にやることがないのか?何の理由もなく、こんな無駄なことで僕を訴え、裁判にかけ、告訴するのか?僕は打ちのめされている。信じられない」
なお、ヘンニ氏のお店では、元マルセイユで現在はヴァスコ・ダ・ガマでプレーする元フランス代表MFディミトリ・パイェの名前を冠したガレットのメニューもあるという。
「パイェは何も言わなかった!パイェは何も言わなかったよ!なぜ言わないんだ?彼は価値観のある選手だからだ。ムバッペは狂ってしまったんだ」
その上で、ヘンニ氏は法廷に行くと宣言。真っ向から戦う道を選んだようだ。
【画像】店で実際に売られているケバブ