★パリ五輪世代に約2年ぶり招集の荒木遼太郎、大岩剛監督は「そのまま発揮してくれれば」とFC東京でのパフォーマンスの発揮に期待

©︎J.LEAGUE
15日、パリ・オリンピック出場を目指すU-23日本代表の国際親善試合に向けたメンバーが発表された。

4月にAFC U23アジアカップでパリ五輪の切符を懸けて戦う中、マリ代表、ウクライナ代表との最後の2試合を国内で戦う。

記事全文

15日、パリ・オリンピック出場を目指すU-23日本代表の国際親善試合に向けたメンバーが発表された。

4月にAFC U23アジアカップでパリ五輪の切符を懸けて戦う中、マリ代表、ウクライナ代表との最後の2試合を国内で戦う。

すでにパリ五輪の切符を掴んでいる両国との対戦。その4月の戦いはインターナショナル・マッチウィークではないため、海外組の招集に強制力はなく、選手招集が難しく。今回の活動にも数名が招集されていない中、目を惹くのはMF荒木遼太郎(FC東京)。今シーズンは鹿島アントラーズから期限付き移籍で加入すると、明治安田J1リーグで開幕3試合で3ゴールを記録している。

かつてはJリーグのベストヤングプレーヤー賞も受賞した荒木。2022年にU-21日本代表として臨んだドバイカップU23以来の招集となった。

大岩剛監督は荒木の招集についてコメント。久々だとしながらも、今のパフォーマンスを出してもらいたいと期待を込めた。

「彼は久しぶりに我々のグループに参加してもらえるということなので、我々もどれぐらい居なかったのかというぐらい離れていましたが、今のFC東京でのパフォーマンスを我々のグループでそのまま発揮してくれれば、非常に力になってくれると思います」

「久しぶりにというところよりも、現在の彼のパフォーマンスに期待して今回招集しました」

期待を懸ける荒木に対し、アジアカップ2023にはA代表としてアジアを経験したFW細谷真大(柏レイソル)も今回はU-23日本代表に招集された。

細谷に対して大岩監督は「当然素晴らしい経験を彼自身がしたと思います。そういう経験は発言であったり、姿勢であったり、我々のグループの選手に見せてほしいなと思います」と、アジアの厳しさを伝えて欲しいと語った。

一方で、ストライカーとしても期待。「それだけが目的になりがちですが、彼のセンターフォワードとしての我々のグループでの役目、タスクをしっかりとやった上で、彼の経験をみんなに伝えてくれれば、物凄い力になると思いますし、彼自身も良いパフォーマンスに繋げていけるのかなとと思います」と語り、得点源としての結果にも期待を寄せた。

「A代表経由パリ五輪行き」という言葉は監督就任時から語っていたが、選手の成長という点に大岩監督は重きを置いている。

その中で、A代表を優先するという方針があるかどうかについては「私の方針というよりも、JFA、SAMURAI BLUE、我々のスタッフと話した上で、個人の成長を第一に考えなければいけないですし、能力があればあるほど上のレベルでプレーするべきだと思っています」とコメント。高いレベルでのプレーを期待するとした。

また「重要な試合が最近続きましたので、選手が上のカテゴリーでプレーすることは極めてノーマルなことではないかと思っている」と、世代別ではなくA代表でプレーすることの重要性は感じているとのこと。「我々の世代でも各ポジションの選手たちの代わりではなく、それ以上になり得るポテンシャルを持つ選手がいるので、より成長していくという循環が、日本サッカーには非常に重要だと思います。そういうサイクルにしていくことが優先だと思います」と、抜けた選手の代わりではなく、抜けた選手を超える力を見せて欲しいとした。

2024年3月15日(金)20:50

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
“新東京ダービー”は町田がFC東京に3ゴール快勝で優勝に望み! 国立でついに初勝利!【明治安田J1第36節】
【J1注目プレビュー|第36節:町田vsFC東洋】国立での“新東京ダービー”、町田は未勝利の地で優勝に望みを繋げるか!?
残留力発揮の湘南が畑大雅の1G1Aで4連勝! FC東京を敵地で撃破【明治安田J1第35節】
【J1注目プレビュー|第35節:FC東京vs湘南】5戦4勝のFC東京と3連勝の湘南、上位を下した勢いを維持するのは!?
連鎖したJリーグのジャイキリ/六川亨の日本サッカーの歩み
戻る
© livedoor