★【セリエA第29節プレビュー】CL敗退のインテルとナポリが激突、サッリ辞任のラツィオで鎌田に出番は

Getty Images
前節はボローニャとの上位対決に臨んだ首位インテルがウノゼロ勝利で更なる首位固めに成功。アタランタに引き分けたユベントスをかわし、ミランが2位に浮上した。

記事全文

前節はボローニャとの上位対決に臨んだ首位インテルがウノゼロ勝利で更なる首位固めに成功。アタランタに引き分けたユベントスをかわし、ミランが2位に浮上した。そしてラツィオのサッリ監督が成績不振を受けて辞任を発表した。迎える第29節、チャンピオンズリーグ(CL)敗退に終わったインテル(勝ち点75)と7位ナポリ(勝ち点44)が激突する。

インテルは前節、CLアトレティコ・マドリー戦を控えていた中、FWラウタロを温存して6連勝中だった難敵ボローニャに勝利。良い形でアトレティコ戦に向かったが、延長戦に持ち込まれた末、PK戦で散った。スクデットをほぼ手中に収め、CLに精力を傾けることができる状況だったが、タフなアトレティコの前に屈してしまった。現状、2位ミランとは16ポイント差あり、かなりの失速があってもスクデットは問題ない状況だが、S・インザーギ監督は残るタイトルがセリエAのみとなった中、選手のモチベーションをどう操るかに注目だ。

対するナポリは前節、トリノにドロー。FWクワラツヘリアが3戦連発としたが、相手GKミリンコビッチ=サビッチの好守もあって1-1の引き分けに終わった。そして火曜に行われたCLバルセロナ戦では1-3の力負け。2季連続ベスト8進出はならなかった。インテルとは対照的にナポリとしてはCL出場権獲得のためにモチベーションは高めやすいが、カルツォーナ監督の手綱捌きはいかに。

サッリ監督が辞任を発表した9位ラツィオ(勝ち点40)は、18位フロジノーネ(勝ち点24)と対戦。ラツィオは前節、ウディネーゼに1-2で敗戦。MF鎌田は後半序盤から出場したが見せ場は作れず、公式戦4連敗を喫した。後任はアシスタントコーチのマルトゥシエッロ氏が務めることになるが、鎌田はやはりベンチスタート予想。なかなか序列を上げられないが、監督交代で流れを変えられるか。

ユベントスをかわして2位に浮上したミラン(勝ち点59)は、14位ヴェローナ(勝ち点26)と対戦。ミランは前節、FWジルーをベンチスタートとした中、ウノゼロ勝利。そして木曜に行われたヨーロッパリーグではスラビア・プラハに3-1と快勝しベスト8進出を決めた。守護神メニャンが負傷離脱となったが、ピオリ監督の解任間際での勝負強さが今季も光る中、リーグ戦連勝を3に伸ばせるか。

続いて失速が止まらない3位ユベントス(勝ち点58)は12位ジェノア(勝ち点33)と対戦。前節アタランタ戦では一時、FWミリク弾で逆転に成功したが、ユベントスが来季の獲得候補に挙げているMFコープマイネルスにドッピエッタを許して引き分けに終わった。なかなか結果が出ずもどかしい状況が続くが、今季の1stマッチで引き分けた相手であるジェノアを下すことはできるか。

最後にヨーロッパリーグでブライトンを下して8強入りした5位ローマ(勝ち点48)は19位サッスオーロ(勝ち点23)と対戦。ローマは前節、フィオレンティーナに2度追いつく形でドロー。後半追加タイムでの劇的同点弾をDFジョレンテが決めた。木曜に行われたブライトン戦では0-1で敗れたものの1stレグのアドバンテージを生かして8強入り。ミランとの対戦が決まった中、まずは来季のCL出場権確保のため不振のサッスオーロを叩きたい。

◆セリエA第29節
▽3/15(金)
エンポリ 0-1 ボローニャ

▽3/16(土)
《23:00》
モンツァvsカリアリ
ウディネーゼvsトリノ
《26:00》
サレルニターナvsレッチェ
《28:45》
フロジノーネvsラツィオ

▽3/17(日)
《20:30》
ユベントスvsジェノア
《23:00》
ヴェローナvsミラン
《26:00》
アタランタvsフィオレンティーナ
ローマvsサッスオーロ
《28:45》
インテルvsナポリ

2024年3月16日(土)7:30

mixiチェック
LINEで送る
戻る
© livedoor