3月31日、FA女子コンチネンタルリーグカップ決勝が行われ、アーセナルとチェルシーが対戦。1-0でアーセナルが勝利し、見事に連覇を達成した。
2007年にアーセナルが達成して以来となるシーズン4冠を目指したチェルシーと、連覇を懸けて戦ったアーセナル。昨シーズンと同じ決勝カードとなった。なお、チェルシーのなでしこジャパンFW浜野まいかはベンチ入りも出番はなかった。
試合は序盤から互いに相手ゴールに迫っていく展開に。しかし、互いの守備陣が集中した守りを見せて得点を許さない。
それでも21分、チェルシーはバイタルエリアでボールを繋ぐと、マイラ・ラミレスがボックス手前からミドルシュート。ゴール左に決まり先制したかと思われたが、その前のプレーでエリン・カスバートがハンド。FA女子スーパーリーグ(FAWSL)とは異なりVARが導入されていたため、ゴールは認められなかった。
すると、救われたアーセナルは勢いを取り戻すことに。チェルシーゴールに迫っていくが、こちらもゴールを奪うことができない。
後半に入っても互いにゴールに迫っていく状況は変わらないが、フィニッシュの精度を欠いてしまう。チェルシーが押し気味に試合を進めるも90分をゴールレスで終了。延長戦にもつれ込んだ。
すると迎えた116分、アーセナルはケイトリン・フォードが左サイドからボックス内を仕掛けると、スティーナ・ブラックステニウスが受けてシュート。これが決まり、アーセナルが先制。そのまま逃げ切り、1-0で勝利を収めた。
これにより、アーセナルは2年連続でチェルシーを決勝で下して連覇達成。通算6度目の優勝を果たした。
一方でチェルシーはシーズン4冠が懸かっていたが、この敗戦でつい得ることに。エマ・ヘイズ監督が今シーズン限りで退任し、アメリカ女子代表監督に就任する中で、悔しい敗戦となった。
【動画】延長戦終盤にアーセナルが先制し連覇達成!