★指揮官として初のローマ・ダービーへ…デ・ロッシ監督は熱くも冷静「もちろん前夜は燃える」「復讐心を誇張すべきではない」
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ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督が、ローマ・ダービーとはなんたるかを説いた。『フットボール・イタリア』が伝えている。
ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督が、ローマ・ダービーとはなんたるかを説いた。『フットボール・イタリア』が伝えている。
ジョゼ・モウリーニョの“3年目のジンクス”で弱りきったローマに再び命を吹き込んだデ・ロッシ監督。言わずもがな、ロマニスタのアイドルであり、監督業でまだ大きな成功がないことを感じさせない力強さが、そこにはある。
さて、そんなデ・ロッシ監督率いて比較的順調なローマは、6日にセリエA第31節でラツィオとのローマ・ダービーが控えている。
その次のミッドウィーク(11日)はヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグでミランとのアウェイゲーム…ビッグマッチが続くが、だからといってラツィオ相手にへり下るわけにはいかない。
指揮官として初のローマ・ダービー。デ・ロッシ監督は現役時代も振り返りつつ、熱くも冷静に、意気込みを語る。
「現役時代のローマ・ダービー? 素晴らしい夜があれば、そうではない夜も数多かった。20年間も同じ場所でプレーすると、良い思い出だけが残るなんてことはありえないよ」
「私にとって最初のラツィオ戦(2003年11月10日/2◯0)は…マンシーニがとんでもないバックヒールでゴールを決めた試合だ。当時20歳の私は途中出場だったが、試合後は地球上で誰よりも幸せだった。生涯忘れられない夜だ」
「ローマ・ダービーの前夜は燃えるかって? ああ、当然だろう。普段の試合と明らかに違う。しかし、どれだけ興奮してもいいが、私はとても落ち着いている」
「今のラツィオは正しいアプローチを採り、熱心に働き、メンタルも落ち着きを取り戻したように見える。そんな彼らと対戦することで興奮を覚えるわけだが、我々も正しいアプローチが必要だ」
また、デ・ロッシ監督は筋肉系トラブルで万全ではないFWパウロ・ディバラが90分間プレーするのは難しいと語った一方、長期離脱から練習復帰したFWタミー・エイブラハムを今回のラツィオ戦で起用する可能性もあると明言。
「ダービーは通常の結果をもたらさない。これを承知の上で、あらゆる準備が必要だ。前回のラツィオ戦(コッパ・イタリア準々決勝/0●1)はポジティブじゃなかったが、その復讐心を誇張するべきではない。我々は冷静にチームとして戦う」
デ・ロッシ監督率いるローマvs鎌田大地もおそらく出てくるであろうラツィオ。カルチョ屈指のビッグマッチはもうすぐだ。
2024年4月5日(金)20:10