★木村&川崎弾のU-23日本代表が連勝でグループステージ突破! 22日に首位通過懸けた日韓戦【AFC U-23アジアカップ】

Getty Images
U-23日本代表は19日、AFC U-23アジアカップのグループB第2節でU-23UAE代表と対戦し、2-0で勝利した。

3.5枠のパリ・オリンピック出場権を懸けたアジア最終予選となる今大会。

記事全文

U-23日本代表は19日、AFC U-23アジアカップのグループB第2節でU-23UAE代表と対戦し、2-0で勝利した。

3.5枠のパリ・オリンピック出場権を懸けたアジア最終予選となる今大会。グループ上位2カ国が準々決勝に進むこととなる。

8大会連続8度目のオリンピック出場に向け、U-23中国代表との初戦を松木玖生のゴールに1-0と競り勝った大岩剛監督のチームは、中2日で連勝を狙ったUAE戦で先発7人を変更。

引き続き[4-3-3]の布陣を採用した中、GKは引き続き小久保玲央ブライアンが起用され、4バックは関根大輝が唯一継続起用となり、木村誠二、鈴木海音、大畑歩夢が新たに起用された。中盤はアンカーに山本理仁、インサイドハーフに川崎颯太、荒木遼太郎。3トップは右から山田楓喜、藤尾翔太、佐藤恵允が並んだ。

前線のターゲットマンに長いボールを入れつつ、前から圧力をかける入りを見せたUAEの出方を窺いつつ、徐々にボールを保持して攻撃に出ていく日本。開始8分には左サイドで得たFKの流れから山田楓の正確なクロスに反応した木村が良い形で競り勝つが、ゴール前でのヘディングシュートは枠を捉え切れない。

さらに、オフサイドになったものの、川崎と山田楓の京都ユースコンビの連携で際どいシーンを作り出すと、積極的に高い位置を取る関根も枠のわずか左に外れる鋭いミドルシュート。右サイドを起点に幾度も良い形を見せる。

以降は相手を押し込むことに成功した日本は、20分に大畑の左サイド深い位置でのボール奪取から荒木がクロスバーを叩く決定的なシュートを放つと、さらに山田楓のスルーパスに抜け出した荒木、山本の右クロスに反応した佐藤とボックス内で惜しいシュートを放っていく。

すると27分、左CK場面でキッカーの山田楓のクロスをファーで回収した山本がボックス右角から絶妙な左足インスウィングのクロスを入れると、ゴール前の木村が打点の高いヘディングシュート。左ポストの内側を叩いたボールがそのままゴールネットに吸い込まれた。

自分たちの流れのまま2試合連続で先制に成功した日本。これで落ち着くことなく追加点を目指して攻勢を継続する。

人もボールも良い距離感で動きながら、内と外でうまくボールを出し入れしながら相手守備に揺さぶりをかけると、山本の右クロスからゴール前に飛び込んだ関根のヘディングシュートや山田楓の左足の直接FKでゴールに迫ったが、相手守備の好守に阻まれる。

その後、前半終盤の43分にはボックス手前でアル・ブルーシに鋭いミドルシュートを枠に飛ばされたが、ここはGK小久保の好守で凌ぐ。

すると、6分が加えられた前半アディショナルタイムには川崎が馬力のあるドリブル突破からボックス内でスルタン・アリと交錯。主審は一度PKを宣告したが、オンフィールド・レビューの末にボールへのチャレンジと判断されて取り消しに。前半のうちに追加点を奪うまでには至らなかったが、試合の主導権をがっちりと掌握し、良い形で試合を折り返した。

後半も同じメンバーで臨んだ日本は、立ち上がりに右サイドを崩されてピンチを招いたが、直後に佐藤が単騎突破でボックス内に持ち込んで強烈な右足のシュートを放つなどすぐさま押し返す。

以降は藤尾が身体を張ったキープで前線で起点を作りつつ、山田楓や荒木らのコンビネーションでチャンスを創出。61分には左サイドでの崩しからボックス内の山本のシュートのこぼれ球を回収した左サイドの大畑がグラウンダーのクロスを供給。これをゴール前の荒木がワンタッチでコースを変えて右隅に流し込む。だが、オンフィールド・レビューの結果、大畑の戻りオフサイドによってゴールは取り消しとなった。

64分に山田楓を下げて平河悠を最初のカードとして投入すると、この直後に待望の2点目が決まる。左サイドで山本、荒木と繋いで佐藤のスルーパスに反応した大畑がゴールライン際から絶妙なクロスを上げると、タイミング良くDFの前に入った川崎がヘディングシュートをゴール右隅に流し込んだ。

これで余裕を持った試合運びが可能となった日本は74分、前線で存在感を示した荒木と藤尾を下げて松木玖生、細谷真大を同時投入。全体の守備強度を維持しつつ、カウンターの脅威を強める。

敗退濃厚でややラフプレーが目立ち始めた相手に対して、リスクを避けつつフレッシュな平河や松木の個人技で3点目を狙う。

86分にはカウンターからボックス付近で細谷とパス交換した松木にビッグチャンスが舞い込むが、利き足とは逆の右足で放ったシュートはGK正面を突く。直後にも佐藤のボックス左からの折り返しから細谷に決定機も、押し込み切れない。

9分が加えられた後半アディショナルタイムでは鈴木のヘディングシュートがクロスバーを叩き、佐藤がゴール前でのフリーのシュートチャンスを逃して3点目奪取はならずも、2試合連続クリーンシートで試合を締めくくった。

この結果、2連勝の日本は最終節を前にグループステージ突破を決定。22日に行われる最終節では得失点差、総得点で完全に並ぶU-23韓国代表と首位通過を懸けた直接対決に臨む。

U-23UAE代表 0-2 U-23日本代表
【日本】
木村誠二(前27)
川崎颯太(後21)

◆U-23日本代表出場メンバー
GK
小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)
DF
関根大輝(柏レイソル)
鈴木海音(ジュビロ磐田)
木村誠二(サガン鳥栖)
大畑歩夢(浦和レッズ)
MF
川崎颯太(京都サンガF.C.)
→87分 内野航太郎(筑波大学)
山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー)
荒木遼太郎(FC東京)
→74分 松木玖生(FC東京)
FW
山田楓喜(東京ヴェルディ)
→64分 平河悠(FC町田ゼルビア)
藤尾翔太(FC町田ゼルビア)
→74分 細谷真大(柏レイソル)
佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ)

【動画】木村誠二が高さを見せて先制ヘッド!!





【動画】川﨑颯太がニアサイドに飛び込んでヘッド!!




2024年4月20日(土)2:38

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
松木玖生がピンポイントクロスで今季2アシスト目! CKから2点関与でギョズテペの逆転勝利に貢献、前節の初ゴールに続く結果
松木玖生が待望のトルコ初ゴール! 元同僚GKスウォビィク相手の90+10分弾に「クバから初ゴールとか熱すぎる」
松木玖生が“らしさ”光るトルコ移籍後初アシスト! 劇的勝利に導くお膳立てに称賛相次ぐ 「フィジカルの強さが出たポストプレー」
「僕で良いのかな」ニューヒーロー賞受賞の山根陸、夢は海外移籍もまずは横浜FMに集中「目の前の1日1日を大切に」…課題は「数字にこだわる」
菅原由勢のサウサンプトンが早くも監督交代か? 開幕4連敗、ミスが続くビルドアップのスタイルを疑問視か
戻る
© livedoor