レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督が無敗優勝を振り返った。ドイツ『ビルト』が伝えた。
ブンデスリーガ第29節のブレーメン戦でクラブ史上初のリーグ優勝を決めたレバークーゼン。その後も公式戦の無敗記録を伸ばし続けていた中、18日には最終節のアウグスブルク戦に臨んだ。
立ち上がりから押し込んだレバークーゼンは12分、相手GKからモロッコ代表FWアミヌ・アドリがボールを奪うと、ナイジェリア代表FWビクター・ボニフェイスが横パスを押し込んで先制。27分には左CKの流れからドイツ代表MFロバート・アンドリッヒがバックヒールで追加点を決める。
2点リードで迎えた後半は、中盤でのボールロストから1点を失ったものの、2-1で逃げ切りに成功。2012-13シーズンにバイエルンが記録した最多勝ち点「91」には届かなかったが、公式戦無敗記録を「51」に伸ばし、史上初の無敗優勝を達成した。
試合後、ファンと共に偉業達成を喜んだアロンソ監督は、この貴重な経験についてコメント。シーズンを通したチームの奮闘ぶりを振り返っている。
「この数日間のことはずっと忘れないだろう。ここでシャーレを手にするのは誰にとっても特別なことだ。それは全くもって当たり前のことだ」
「最終的に我々は無敗を維持できた。それがブレーメン戦後の目標だった。チームをとても誇りに思う。とても嬉しいし、ファンも祝福してくれる。今日は少し楽しむことができる。そして明日は回復しよう」
「選手たちにはこの瞬間を楽しんでもらいたい。彼らはそうするに値する。とてもとてもハードワークした。8月のライプツィヒとの開幕戦から今日まで、常に良い準備をし、高い集中力を持ち、悪い試合は1つもなかった。もしかしたらそれは半分くらいかもしれないが、それでもすぐに良いリアクションを見せることができた。とても難しいことだ。ブンデスリーガでは史上初のことだ。このチームはブンデスリーガの歴史に金字塔を打ち立てるだろう」
また、アロンソ監督はシーズンを通してサポートしてくれたファンにも感謝。クラブ関係者全員にとって喜ばしいことだと述べた。
「我々のファンたちはシーズンを通して私たちを応援してくれている。大事な場面で大きなエネルギーを与えてくれる。ファンたちと成功を分かち合えた瞬間だった」
「彼らはとても感情的で情熱的だ。我々にとってはとても嬉しいことだった。これはクラブにとって、ここにいる全員にとって重要な日だ。自分たちが成し遂げたこと、自分たちのやり方、自分たちのプレーをとても誇りに思う。勝ち点90、無敗、それを実感するにはもう少し時間が必要だ」
ブンデスリーガの試合は終えたものの、22日にはヨーロッパリーグ(EL)決勝のアタランタ戦。その後の25日にはDFBポカール決勝のカイザースラウテルン戦が控えており、アロンソ監督が狙うのは当然3冠だ。
「これ(リーグ優勝)を実感するにはもう少し時間が必要だが、今はそんなに時間がない。2つの決勝がある1週間で、またとないチャンスだ。今はいろいろな感情が混じり合っていて、全てを説明するのは簡単ではない」
【動画】レバークーゼンがシーズン無敗優勝を達成!大歓声のトロフィーリフト!