レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が、ラストマッチを終えたドイツ代表MFトニ・クロースについて語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。
1日、マドリーはチャンピオンズリーグ(CL)決勝をウェンブリー・スタジアムで戦い、ドルトムント相手に0-2で勝利。15度目のビッグイヤー獲得を果たした。
ユーロ2024を最後に現役引退を発表したクロース。自身6度目(バイエルン時代に1度)、マドリーでは5度目のCL制覇を置き土産に、クラブを去ることとなった。
マドリーではCLで5回、ラ・リーガで4回、コパ・デル・レイで1回、フィファクラブ・ワールドカップで5回、スーペル・コパで4回UEFAスーパーカップで4回の優勝を経験。公式戦通算465試合に出場し28ゴール99アシストを記録した。
当然来シーズンも戦力として考えられる中、プレーできるうちに引退したいという思いがあったと明かしていたクロース。ペレス会長も、クラブとして契約延長を打診したが、考えを変えることはできなかったと語った。
「我々は彼に契約更新を申し出たが、彼は全盛期に引退したいと明確に考えていた」
「ドイツ人がどういった人たちなのかは知っているだろう。彼らの考えを変えるというのは、非常に難しいんだ」
「彼はやりたいことを成し遂げた。伝説の選手として去っていく」
「我々は世界最高のミッドフィルダーの1人として、彼を永遠に記憶に留めることになるだろう」
クロースは14日に開幕するユーロ2024がキャリアのラストの戦いに。これまで108試合で17ゴールを記録していたドイツ代表として、自国開催のユーロでトロフィーを掲げられるのか注目が集まる。
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