★「ミスは許されない」負ければ予選敗退も…シリア代表のクーペル監督が日本戦へ意気込み「日本とできるだけ対等に戦えるように」
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シリア代表のエクトル・クーペル監督が日本代表戦へ向けて意気込みを語った。
11日、シリアは2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節で日本と対戦する。
シリア代表のエクトル・クーペル監督が日本代表戦へ向けて意気込みを語った。
11日、シリアは2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節で日本と対戦する。
ここまで2位につけているものの、3位の北朝鮮代表との勝ち点差はわずかに「1」。日本に敗れれば2次予選敗退の可能性もある状況だ。
ホームでの日本戦では0-5で惨敗しているシリア。クーペル監督は日本を警戒した。
「日本代表のポテンシャルは我々も十分にわかっている。非常に難しい試合になることはわかっているが、希望は捨てていない。サッカーというのは保証されている結果はない。明日、全力で戦い、勝利を願いたい」
「できればもっと違う状況でこの試合に臨みたかったが、1つ前の予選の行方を決定づける試合は残念な結果となってしまった。日本戦では、勝利を目指して、アジア予選を戦い続けるために全力を尽くしたい」
この戦いに向けてはGKエステバン・グレレル、DFエミリアーノ・アモール、FWトビアス・セルベラとアルゼンチンの3名が帰化。選手の構成も以前とは変わっている。
「新しい選手が何名かこのチームに入っている。彼らの存在によって、このチームが良くなるとは断言できないが、競争を高める助けにはなると思う」
「前回の日本との対戦からいくつか変化があったが、そもそも1試合目は多くのミスを犯してしまった。その1試合目から時間も経ち、このチームも改善されている。1試合目のようなミスをしにように戦いたいと思う」
「そして、新たにこのチームに加わった選手たちには貢献してくれることを期待している。日本のような強豪チームと対戦するときにはミスはしてはいけない。明日の試合ではプレーの秩序を重要視しつつ、チーム一丸となって戦いたい」
ミスをしたくないという中で、改めて日本戦のプランにも言及。サプライズを起こしたいとした。
「難しい試合になることは分かっている。日本は非常に強敵で、予選のこれまでの結果を見てもたくさんのゴールを決めて失点もないほぼパーフェクトな状況だ。選手の入れ替えがあっても非常に個々のレベルが高い。その日本を相手に、我々はできるだけコンパクトに戦いたいと思っている」
「ミスのないパーフェクトな試合はできないが、できるだけそこを目指していく。日本に勝つためには全てをうまくやる必要があると思う。日本とできるだけ対等に戦えるようにしたい」
「システムや方法を最善なものを準備するが、上手く行く時も行かない時もある。1試合目の日本との対戦を踏まえれば、我々にミスが許されないことは明らかだ」
「ただ、サッカーは何が起こるかわからないスポーツ。全てを手に入れたと思っていても、サプライズはある。我々は勝利にこだわって、24時間待ちたいというのが我々の答えだ」
そのシリアの選手たちは前節の北朝鮮戦では後半アディショナルタイムに失点。大きな敗戦となってしまった。
クーペル監督は失意もあるとしながら、しっかりと試合を分析して、この試合への準備をしたいとした。
「北朝鮮戦での敗戦というのは、本当にシリア代表の選手たちにとって大きな打撃となった。92分というまさに試合が終わろうとしているタイミングでの失点であり、辛い出来事だった」
「私自身もこれまで監督として多くの決勝や重要な大会で悔しい思いをしてきたが、プロのスポーツ選手というのは常に辛い思いから再び立ち上がって、新しいエネルギーを持って前に向かう。サッカーとはそういうスポーツだ」
「試合から24時間過ぎた頃に分析し、結論を出した上で再びフィジカルと頭を再始動させて次の試合に臨むと言うこと。予選はまだ終わっていないので、北朝鮮戦で負けたことは非常に辛いことだが、受けれた上で立ち直って試合に臨みたい」
2024年6月11日(火)15:45