★「『急いで決断するな』と言い忘れた」 辞任サウスゲイトにヴェンゲル氏が後悔

元アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏はイングランド代表指揮官のガレス・サウスゲイト氏が素晴らしい仕事をしたとの認識を持つようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じた。

記事全文

元アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏はイングランド代表指揮官のガレス・サウスゲイト氏が素晴らしい仕事をしたとの認識を持つようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じた。

2016年9月の暫定的な就任から先のユーロ2024終了後に辞するまで約8年間にわたってイングランドを率いたサウスゲイト氏。通算102試合を戦ったなかで、4つのメジャー大会に挑戦したが、どれも惜しいところまで進みながら一歩及ばず(ロシアW杯:ベスト4、ユーロ2020:準優勝、カタールW杯:ベスト8、ユーロ2024:準優勝)、その後に辞任した。

2大会連続の準優勝に終わった今回のユーロではタレント揃いのチームと思えぬすっきりしない戦いぶりで批判されたりもしたが、 国際サッカー連盟(FIFA)の国際発展部門でトップを務めるヴェンゲル氏はサウスゲイト氏に対して、辞任を決める前にもっと時間をかけるよう諭すべきだったと悔いているようだ。

「私は決勝戦の直後にサウスゲイトに会ったが、『急いで決断するな』と言い忘れてしまった。あのような決勝で負けると、48時間以内に辞任をと考えてしまうものだからだ。だから、それが唯一の後悔だね。だが、こうなったからには彼がやった仕事を続けられる有能な人材と契約しないといけない」

ヴェンゲル氏はまた、注目の後任人事に「このチームは優勝まであと1ヤードに迫る100mのランナーみたいなもの。つまり、最後の1ヤードを目指してほしいということだ。おそらく経験があって、選手からの信頼も厚い人物が良いかもね」とし、サウスゲイト氏に賛辞を送りながら、今後のイングランドに期待した。

「イングランドは優勝に非常に近いところにいる。それだけの素質があるし、次のW杯へ応援していかないとね。全体的に見ても、サウスゲイトは素晴らしい仕事をしたと言わざるをえない。再び自信と質を備えたチームを作り上げたんだ」

2024年8月9日(金)16:45

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
元アーセナル&ダンディーFCのFWが46歳で急死 フットサル中の心臓発作…両クラブも追悼
元アーセナルMFが麻薬密輸容疑で身柄拘束…1.1億円相当の麻薬が見つかりパートナーら女性2人は逮捕、本人は関与を否定
チームを復活させたアルテタ監督がアーセナルとの新契約にサイン! 2年連続プレミア2位と復権「さらに多くのことを成し遂げたい」
開幕までおよそ1カ月、名古屋やアーセナルを指揮したヴェンゲル氏がパリ五輪の聖火ランナーを務める
偉大なるジルー、その分岐点は若き日のフランス代表デビュー戦…惚れ込んだヴェンゲル氏「夢中になってしまった」
戻る
(C) SEESAW GAME, Inc.