★3戦ぶり白星もたらす殊勲の3戦連発…名古屋FWパトリック「チャンスを自分のモノにするという気持ちで臨めているからこその結果」

絶好調の名古屋の主砲がチームに3試合ぶりの白星をもたらした。

名古屋グランパスは11日、豊田スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第26節の東京ヴェルディ戦を1-0で勝利した。

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絶好調の名古屋の主砲がチームに3試合ぶりの白星をもたらした。

名古屋グランパスは11日、豊田スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第26節の東京ヴェルディ戦を1-0で勝利した。

前節、MF内田宅哉の後半立ち上がりの一発退場もあって京都サンガF.Cに2-0から試合を引っくり返される、厳しい2-3の逆転負けを喫した13位の名古屋。約1カ月ぶりのホームゲームでは満員御礼の4万498人のファン・サポーターを集めたなか、勝ち点3差で10位に位置する東京Vと対戦した。

互いにロングボールを使ってセーフティーな入りを見せたなか、前半立ち上がりに決定的な仕事を果たしたのが、直近2試合連続を含む3ゴールを挙げていたFWパトリック。

開始7分、右サイドで押し込んだ流れからボックス手前中央で浮いたMF菊地泰智が左足の正確なクロスを差し込むと、オフサイドぎりぎりでゴール前に飛び出した名古屋の背番号10は絶妙な胸トラップから右足のシュートをゴール左に流し込み、3試合連続ゴールとした。

以降は相手にボールを握られる時間が長く、なかなかカウンターで引っくり返す形に持ち込めなかったが、チーム一丸となった守備で虎の子の1点を守り切って3試合ぶりの白星を奪取。順位を1つ挙げて12位に浮上した。

チームを勝利に導く殊勲の決勝点を挙げたパトリックは、苦しみながらも勝ち切った一戦をこう振り返る。

「前半はすごくいいスタートが切れたと思いますし、早い段階でゴールを決めることができました。前半からかなりプレッシャーをかけようと思ってプレッシャーをかけていました。今日はすごく暑かったですし、後半は少しインテンシティが落ちたのかなと思います。後半は多少苦労した部分がありましたが、1-0という状況を最後まで保つことができました」

サガン鳥栖からの新加入でこれがデビュー戦となった菊地のお膳立てから決めた決勝点については、「あの場面ではターンしてシュートを打つために(胸で)コントロールしてうまく打てました」と狙い通りの形から決められたと喜んだ。

酷暑の厳しいコンディションながら個人としては3試合連続ゴール。長谷川健太監督も「パトは今、非常にコンディションがいい」と好調を認めるなか、パトリックはここ最近の自身のトップフォームについてコンディション以上にメンタル面の充実を要因に挙げている。

「一生懸命仕事をして、そういうチャンスが来たときに、チャンスを自分のモノにするんだという気持ちで臨めているからこその結果だと思っています」

この勝利をきっかけに上位浮上を狙う名古屋は次節、直近4連勝で3位に浮上したサンフレッチェ広島という難敵とのホームゲームに臨む。

前回対戦ではパトリックの恩返しゴールを含め、3-2で打ち勝って相手のリーグ戦無敗記録を「17」でストップ。臆せず上位相手に臨めるはずだ。

その古巣対戦に向けては「順位的にも相手は上の方にいますし、難しい試合になると思う」とタフな試合を予想するが、彼らのホームでの前回対戦では勝利することができましたし、どんなチームであるかも僕らは把握しています。1週間通して練習していい形で広島戦に臨める」と、3カ月ぶりとなるリーグ連勝へ意気込んだ。

2024年8月12日(月)7:30

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