★“神奈川ダービー”は役者揃った横浜FMに軍配! 西村拓真が復帰後初ゴール、川崎Fは決定機を活かせず後半戦初黒星【明治安田J1第27節】

17日、明治安田生命J1リーグ第27節の川崎フロンターレvs横浜F・マリノスがUvanceとどろきスタジアムby Fujitsuで行われ、1-3で横浜FMが勝利を収めた。

現在10位の川崎F(勝ち点34)と9位の横浜FM(勝ち点35)の“神奈川ダービー”。

記事全文

17日、明治安田生命J1リーグ第27節の川崎フロンターレvs横浜F・マリノスがUvanceとどろきスタジアムby Fujitsuで行われ、1-3で横浜FMが勝利を収めた。

現在10位の川崎F(勝ち点34)と9位の横浜FM(勝ち点35)の“神奈川ダービー”。中位で苦しむ両者の意地をかけた戦いとなる。

ホームの川崎Fは現在3連勝、後半戦無敗の中で迎える一戦。GKチョン・ソンリョンがメンバー外となり、下部組織出身でもあるGK早坂勇希が公式戦初出場を果たすことに。ダービーでのデビューとなった。

対する横浜FMは5名を変更。飯倉大樹、上島拓巳、加藤蓮、喜田拓也、天野純が外れ、ポープ・ウィリアム、畠中槙之輔、永戸勝也、山根陸、西村拓真が入った。畠中はリーグ戦では5月の第11節以来の出場となる。

日本代表の森保一監督も視察に訪れた試合。川崎FのFW山田新は3試合連続2ゴール中と絶好調で、この試合でもゴールが期待される。

横浜FMはエンドを変更してキックオフとなった試合。4分、自陣からのロングスルーパスに山田が抜け出した中、ボックス内でGKポープ・ウィリアムと一対一になると浮き球でネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定でゴールは認められない。

横浜FMはパスを繋いで攻め込む中で12分にチャンス。永戸がボックス左からクロスを上げると、西村がボックス中央でヘッド。しかし、これは三浦颯太が頭でブロックする。さらにこれで得たCKからアンデルソン・ロペスがヘッドも、これは枠を外れる。

横浜FMは17分にもチャンス。右サイドを仕掛けると、松原の深い位置からの折り返しを受けた山根がボックス内でシュート。ただ、シュートは枠を捉えられない。

川崎Fは徐々に盛り返していくと、22分に家長昭博が渡辺皓太からボールを奪いカウンター。パスを受けたマルシーニョがカットインからシュートを放つと、ディフレクトもある中で枠に飛んだが、GKポープ・ウィリアムがなんとかセーブする。

27分にはマルシーニョのパスを山田が浮かせて裏に抜けると、マイナスのクロス。これに対して走り込んだ家長がダイレクトシュートも、永戸がブロックしてなんとか凌いでいく。

決定機の多い川崎F。32分には大島僚太の右サイドへのパスをファンウェルメスケルケン際がダイレクトクロス。低いボールが混戦になると、家長が強かに狙ってシュートも、畠中がブロックに入りゴールを許さない。

39分にもビッグチャンス。ボックス右でフリーだった家長にパスを通ると、狙いすましてシュート。しかし、右ポストに嫌われてしまい、ゴールを奪えない。

互いにゴールに迫った中でゴールレスで終わった前半。後半最初にチャンスを作ったのは川崎F。49分、ボックス右から家長が右足でクロス。これに山田がボックス内でヘッドで合わせると、シュートはクロスバーを直撃。こぼれ球にファンウェルメスケルケン際が詰めるも、横浜FMが守りきった。

後半も川崎Fが主導権を握っていく中、54分にはカウンターからマルシーニョが抜け出しGKと一対一へ。しかし、これはシュートがミートせずに終わる。

すると今度は55分に横浜FMが一瞬の隙を突いてPKを獲得。左サイドから永戸がグラウンダーのクロスを入れると、アンデルソン・ロペスがワンタッチで繋ぐと、西村が反応。ボックス内に持ち込んだところで橘田健人が後ろから倒してしまいPK。これをアンデルソン・ロペスが右隅に蹴ると、GK早坂は読み切って僅かに触れるがネットを揺らし、横浜FMが先制に成功する。

均衡を破った横浜FMだったが、すぐに追加点を奪う。右サイドからの斜めのパスをアンデルソン・ロペスが受けようとすると、こぼれ球を西村が拾い、ボックス手前から左足一閃。強烈なシュートがネットに突き刺さり、横浜FMが一気にリードを広げる。西村は復帰後初ゴールとなった。

追いかけたい川崎Fは攻撃陣をテコ入れ。エリソン、小林悠らを投入して反撃に出るが、ゴールを決めたのは横浜FMだった。79分、CKの流れからボックス右で天野がクロス。これをニアで畠中がバックヘッドで合わせ、3点目を奪う。

全ての交代カードを切っている川崎Fにとっては重くのしかかる3点目。横浜FMは落ち着いて川崎Fの攻撃に対応しながら、カウンターでゴールに迫っていく戦い方で時計を進めていく。

川崎Fもポゼッションをしながら崩しにかかると89分、ボックス左から佐々木旭がクロス。これをボックス中央でエリソンが左足ボレー。川崎Fがついに1点を返す。

その後も追いかけたい川崎Fだったが、横浜FMがしっかりと対応して凌ぎ勝利。1-3で“神奈川ダービー”を横浜FMが制した。なお、川崎Fは後半戦初黒星となった。

川崎フロンターレ 1-3 横浜F・マリノス
【川崎F】
エリソン(後44)
【横浜FM】
アンデルソン・ロペス(後13)
西村拓真(後15)
畠中槙之輔(後34)

【動画】西村拓真が左足一閃! 強烈ミドルが復帰後初ゴール!


2024年8月17日(土)21:09

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
【Jリーグ出場停止情報】相手の顔を蹴った湘南FWルキアンは3試合出場停止&罰金30万円に決定…C大阪、鹿島、東京V戦を欠場
【Jリーグ出場停止情報】J1の3チームに2名の出場停止者…横浜FMのFW西村拓真は2試合停止、湘南FWルキアンの処分度合いは未定に
横浜FMにACL準優勝の面影ゼロ 光州FCに7失点惨敗、初戦で繰り返された“韓国勢の外国籍アタッカー”に対する対応力欠如【ACLE2024-25】
京都が今季初の3連勝! 2枚看板で2得点、10人で奮闘した横浜FMを振り切る【明治安田J1第30節】
【J1注目プレビュー|第30節:横浜FMvs京都】ともに誇るは強力攻撃陣、フィニッシュ精度の高さが勝敗のカギに
戻る
(C) SEESAW GAME, Inc.