シドニーFCは26日、フルミネンセを退団した元ブラジル代表FWドグラス・コスタ(33)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2年間となる。
グレミオでキャリアをスタートさせたドグラス・コスタは、シャフタール・ドネツク、バイエルン、ユベントスでプレー。その後グレミオに戻ると、ロサンゼルス・ギャラクシー(LAギャラクシー)でプレーした。
バイエルンでは3度のブンデスリーガ優勝や、DFBポカール、クラブ・ワールドカップのタイトルを獲得。ユベントスでは、3度のセリエAとコッパ・イタリアの優勝を経験。シャフタール時代にも5度のウクライナ王者に輝くなど、多くのタイトルを手にしてきた。
ブラジル代表としても31試合に出場し3ゴールを記録。2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)にも出場していた。
2023年10月にLAギャラクシーを退団。2024年1月にフルミネンセに加入すると、今シーズンのカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)では10試合に出場。しかし、チームは下から2番目の19位と苦しんでおり、ドグラス・コスタに批判が集中しているなか、退団が決定していた。
当初はヨーロッパでのキャリア復帰も噂されたが、新天地に選んだのはオーストラリア。シドニーFCはSNSで合計1300万人を超えるフォロワーがいることに注目し、クラブとAリーグにとって多大なる影響をもつとした。
ドグラス・コスタはクラブを通じてコメントしている。
「僕はこれまでのキャリアを通じて素晴らしいチームの一員として多くのタイトルを獲得してきた。そして、さらに多くのタイトルを獲得するためにシドニーFCに来た」
「サッカーは僕の血の中に流れているもの。僕がオーストラリアに来たのは、この国のサッカーのレベルを高め、スポーツに熱狂する観客を楽しませ、シドニーFCにトロフィーをもたらすためだ」
「人々や国を知り、クラブのファン全員に会えるのが楽しみだ」
シドニーFCは2024-25シーズンのAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)に参加。サンフレッチェ広島と同じグループに属しており、対戦の可能性が出てきた。
【写真】ドグラス・コスタと妻のナタリア・フェリックスさん