ミランのパウロ・フォンセカ監督が試合を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。
1敗1分けスタートのミランは、8月31日に行われたセリエA第3節でラツィオと対戦。フォンセカ監督はポルトガル代表FWラファエル・レオン、フランス代表DFテオ・エルナンデス、イタリア代表DFダビデ・カラブリアをベンチに置いた。
新加入のセルビア代表DFストラヒニャ・パヴロビッチがCKから決め、8分に先制したミランだったが、後半に入ると62分、66分と立て続けにゴールを奪われ、逆転を許す展開に。フォンセカ監督はレオン、テオ・エルナンデスに加え、加入したばかりの元イングランド代表FWタミー・エイブラハムらを投入する。
すると直後の72分、テオ・エルナンデス、エイブラハムとボックス内で繋ぎ、落としを決めたのはレオン。初勝利こそならなかったものの、なんとか勝ち点「1」を手にした。
試合を振り返ったフォンセカ監督は、逆転を許した後半を課題に。継続性を求めている。
「我々はボールをよく動かせた。もう少し理性的にもなるべきだが、全体的には試合をコントロールできたと思う」
「前半とは違い、後半はプレーを止めてしまった。プレーを続ける勇気を持たなければならない。相手が高い位置からプレスをかけてくれば、我々のスペースが増える。だからプレーを続けなければならない」
「我々は今、ポジティブな状況にない。選手たちはゴールを奪えないと考えているが、実際はそうではない。後半はプレーへの意欲がなかった」
また、2-2とした直後のクーリングブレイクで、レオンとテオ・エルナンデスがベンチに戻らず、ピッチに留まった件にも言及。2人をベンチスタートとするまでの経緯も説明した。
「問題はない。彼らは入ってから2分だったし、休憩する必要がなかったから離れたままだった。何もないところに問題を起こしてはいけない」
「この1週間を通じて彼らと話し、理解してくれた。ピッチ上での彼らの動きは良かったし、だからこそ真実を言っている。私が問題ないと言えば、問題はない」
一方、テオ・エルナンデスもクラブメディアを通じて弁明。フォンセカ監督と同様の見解を示している。
「僕らがピッチに立ったのは2分間だったから、(クーリングブレイクは)必要なかった。そうしたらみんなは口々に真実でないことを言う。ラファと僕は常にチームを助けるために、チームとともにいる。これが重要なことだ」
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