インテル・マイアミのFWルイス・スアレスがウルグアイ代表に別れを告げた。アルゼンチン『TyC Sports』が伝えた。
6日、北中米ワールドカップ(W杯)南米予選のパラグアイ代表戦に臨んだウルグアイ。先発したスアレスはこれが代表ラストゲームになると2日の記者会見で発表していた。
19分には右クロスからのスアレスのボレーがポストに直撃。見せ場も作った37歳だったがゴールレスドローに終わり、代表引退を勝利で飾ることは叶わなかった。
試合後には、2021年11月まで15年間代表を率いたオスカル・タバレス氏が登場。苦楽を共にしてきた元指揮官と抱擁を交わした。
さらに、バルセロナで共に戦い、現在はインテル・マイアミでチームメイトのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシからビデオメッセージ。家族やタバレス氏と会場のスクリーンを眺め、友人の言葉に目を潤ませた。
最後にはスアレスが自らスピーチ。感謝とともに、今後のウルグアイ代表の活躍を願った。
「この(ファンの)愛情に感謝する。それと、一つだけ言いたいことがある。ウルグアイはどの選手よりも、どの監督よりも、どのスポーツ・ディレクターよりも、誰よりも偉大な存在だ」
「明日から僕はまた1人のファンになり、ここに来るチームメイトの幸運を常に祈っている」
「きっと彼らも僕らと同じようにウルグアイを代表してくれるだろう。万歳ウルグアイ。そして、ウルグアイの人々にはいつだって感謝している」
20歳時の2007年2月にフル代表デビューを飾ったスアレス。パラグアイ戦で143キャップ目を刻み、代表歴代最多の69ゴールを積み上げている。
【動画】代表戦はこれが最後…涙も見せたスアレス