プレミアリーグ制覇を目指すアーセナルに、早くも試練の時が訪れてしまうかもしれない。
インターナショナル・マッチウィークでは、多くの選手を各国の代表チームへと派遣しているアーセナル。一方で、FWガブリエウ・マルティネッリやMFレアンドロ・トロサール、そして加入したばかりのFWラヒーム・スターリングなど、今回は招集を受けなかった選手たちはチームに残りトレーニングを積んでいる。
今週末には、プレミアリーグ第4節でトッテナムとの“ノースロンドン・ダービー”を控えているアーセナル。しかし、すでにイングランド代表MFデクラン・ライスが前節のブライトン&ホーヴ・アルビオン戦で退場処分を受けて欠場が決定している。
さらに、イタリア代表としてプレーしていたDFリッカルド・カラフィオーリがフランス代表戦でふくらはぎを負傷しアーセナルに復帰する事態に。そんな中、さらに負傷者が出てしまった。
9日に行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグB・グループ3第2節でノルウェー代表vsオーストリア代表が開催。試合は2-1でノルウェーが勝利していた。
この試合にはキャプテンのMFマルティン・ウーデゴールが先発出場していたが、1-1で迎えた後半にクリストフ・バウムガルトナーのチャージを後ろから受けると、左足首を痛めて交代。足を引きずっての退場となった。
試合後、ノルウェー代表のストーレ・ソルバッケン監督はデンマーク『TV2』でコメント。ウーデゴールの様子を伝えた。
「ロッカールームでは苦しそうだった」
「足首の捻挫ということはわかっている。じん帯が断裂していなければ運が良ければ大丈夫だろうが、今夜ミケル・アルテタ監督が電話をしてきて、私を褒めてくれるかはわからない」
また、チームドクターのオラ・サンド氏はウーデゴールの状態について「彼は足首を少し捻挫している。様子を見て、超音波検査をするかもしれない。ハッキリしない場合は、明日MRI検査を受けることになる」とコメント。重傷の可能性もあるとした。
ウーデゴールまで負傷するとなると、アーセナルは非常に難しい状態でトッテナムとのダービーに臨むことに。マンチェスター・シティが開幕3連勝を収めており、すでに差をつけられている中で、ビッグマッチに手負いの状態で臨むことになりそうだ。
【動画】足を引きずり、肩を借りて退場するウーデゴール