ローマのイバン・ユリッチ新監督が勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
セリエA開幕から3分け1敗と苦戦し、ダニエレ・デ・ロッシ監督の解任に踏み切ったローマ。後任にユリッチ監督を招へいしたなか、22日には好調ウディネーゼとの第5節に挑んだ。
アグレッシブな入りを見せ、押し込んだローマは19分、スルーパスに抜け出したウクライナ代表FWアルテム・ドフビクが左足シュートを流し込んで先制。その後も攻め込みながら1点のリードで前半を終える。
後半の立ち上がりにはアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが自ら獲得したPKを決めて追加点。70分にはU-21イタリア代表MFトンマーゾ・バルダンツィにも加入後初ゴールが生まれ、3-0で今シーズン初勝利を手にした。
好発進としたユリッチ監督は、試合内容に言及。まずまずの手応えを語った。
「前半は非常に良かったが、後半は少しペースが落ちた。もう少しうまくやれたかもしれない。全体的にチームのレスポンスは良かった」
「特に前半のチームの反応は気に入った。プレス、アグレッシブさ、試合のコントロール、ボールの動き、優位性などだ。木曜日と日曜日に我々のパフォーマンスがどうなるか見てみよう」
「我々は大きなスカッドを抱えているから、いろいろと試すことができる。今後2週間で多くのローテーションが見られるだろう」
また、状況の変化に直面した選手たちについてもコメント。難しい心境のなか、よく対応したと称えている。
「監督に就任し、ここにいる選手の何人かがダニエレの解任を非常に残念に思っていることがわかった。彼の解雇に非常に動揺していると彼らは正直に話してくれた」
「選手はそのような感情を隠すことがあるから、本当にありがたかった。全てを出し尽くしながら、良い結果を残せなかったことに悲しんでいるのは明らかだった」
「選手たちはここ数日しっかりと練習し、多くの時間を費やした。昨シーズンと同様、彼らは全く問題なく一定のコンセプトを遂行できる」
「このようなパフォーマンスを見せることは重要で、ブーイングを受けた選手たちでさえもストーリーを変えることができるだろう。彼らは申し訳なく思っていたし、ローマのために全力を尽くしたいと思っていた」
【動画】ユリッチ初陣で今季初勝利! ローマvsウディネーゼ ハイライト