25日、第104回天皇杯準々決勝の鹿島アントラーズvsヴィッセル神戸がノエビアスタジアム神戸で行われ、3-0と完勝した神戸が準決勝(ベスト4)進出を手繰り寄せた。
天皇杯8年ぶり優勝を目指すJ1リーグ4位鹿島と、5年ぶり優勝を目指すJ1リーグ3位神戸が、準々決勝で激突。
25日、第104回天皇杯準々決勝の鹿島アントラーズvsヴィッセル神戸がノエビアスタジアム神戸で行われ、3-0と完勝した神戸が準決勝(ベスト4)進出を手繰り寄せた。
天皇杯8年ぶり優勝を目指すJ1リーグ4位鹿島と、5年ぶり優勝を目指すJ1リーグ3位神戸が、準々決勝で激突。概ね主軸を並べた鹿島の先発11人に対し、神戸は控え組も多いという11人。ただ、そこには特別な選手がいた。
先制点は11分の神戸。
右サイドから日高光揮の長いクロスが入ると、大外から右足ボレーを突き刺したのは森岡亮太。欧州での旅路を終えて8年半ぶりに神戸復帰の33歳は、膝を折りたたんだ巧みな一撃で復帰初戦のゴールということに。これは上手い。
神戸は1点リードで時計の針を進め、先制点の森岡は64分でお役御免。吉田孝行監督は主力の酒井高徳や宮代大聖、井手口陽介を相次いで投入し、ここまではプラン通りの展開となっていることを窺わせる。
ほとんど好機のない鹿島も、70分過ぎからようやくギアが上がり、神戸のボックス近辺でプレーする時間が増加。ターレス・ブレーネルや17歳徳田誉の投入で同点を狙う。
カウンター狙いの神戸は79分に決定機も、鹿島GK早川友基が飛び出して無人のゴールを目がけた佐々木大樹のシュートは、ゴールライン上で関川郁万のスーパーブロックに阻まれて追加点ならず。千載一遇のチャンスを逃す。
それでも佐々木はしっかり追加点。
83分、神戸はGK新井章太のゴールキックから少しずつ前進し、鹿島守備陣の目線を左右に振り続けた挙句、最後はゴール正面で佐々木がクロスに上手く合わせてネットを揺らす。
最後は90+6分、井手口の圧巻ミドルで3-0。神戸は8年半ぶりに復帰した33歳森岡の1発を長い時間守り抜き、最後は井手口が締め括った。初優勝した時以来となる4強だ。
鹿島アントラーズ 0-3 ヴィッセル神戸
【神戸】
森岡亮太(前15)
佐々木大樹(後38)
井手口陽介(後45+6)