チェルシーのイングランド代表MFコール・パーマーが、記録を打ち破った自身のパフォーマンスを振り返った。イギリス『BBC』が伝えた。
28日、プレミアリーグ第6節でチェルシーはブライトン&ホーヴ・アルビオンと対戦した。
日本代表MF三笘薫もフル出場したこの試合だが、主役はパーマーだった。
ブライトンが先制して始まった試合だったが、21分にパーマーがゴールを奪うと、28分にはPKを決めて逆転。31分にもゴールを奪い、あっという間にハットトリックを達成する。
34分にはブライトンに1点を返されるものの、41分には再びパーマーがゴール。プレミアリーグ史上初となる前半だけで4ゴールを記録した選手となった。
後半は互いにゴールは生まれず、4-2でチェルシーが勝利した中、パーマーは大きな記録を打ち立てることに。最初のゴールから9分48秒でハットトリックを達成し、プレミアリーグにおいてチェルシーの史上最速での達成に。また、昨シーズンから通算3度のハットトリック達成はチェルシーでの最多記録。さらに、昨シーズンから通算43ゴール(28ゴール15アシスト)に関与しており、これはリーグ最多の記録となっている。
また、元アーセナルのセオ・ウォルコット氏は「彼はベルカンプやファン・ペルシのような繊細さを持っている」とコメント。アーセナルのレジェンドでもあるデニス・ベルカンプ氏、ロビン・ファン・ペルシ氏に準えて称えていた。
試合後、『BBC』の「Radio5」のインタビューに応じたパーマーは、もっとゴールが取れたと悔しさを滲ませつつ、プレミアリーグのレジェンドに例えられたことを謙遜しながらも喜んだ。
「最初のチャンスを逃した時は悔しかったけど、相手のプレーのやり方やラインの高さから、もっとチャンスが来ることはわかっていた。5点、6点は取れたはずだ」
「僕はただ、全ての試合で自分のできる限りのプレーをし、できればこうしたパフォーマンスを生み出すために努力をしているだけなんだ」
「(ベルカンプは)プレミアリーグのレジェンドだけど、僕はあまり観ていなかった。彼はトップの選手だと思うけど、セオ(・ウォルコット)に感謝する」
【動画】パーマーの独壇場! 圧巻の前半4ゴール