マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督が敗戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
プレミアリーグ前節のクリスタル・パレス戦に続き、ヨーロッパリーグ(EL)のトゥベンテ戦もドローで終え、公式戦2試合連続で引き分けのユナイテッド。29日に行われた第6節では、トッテナムをホームに迎えるビッグマッチに臨んだ。
しかし、試合開始早々にゴールを奪われると、盛り返すことができないなかでポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが一発退場。イングランド代表MFコビー・メイヌーも負傷交代するなど踏んだり蹴ったりの展開となり、後半にはさらに2失点を喫して0-3の完敗に終わった。
試合後、テン・ハグ監督は1失点目に苦言。その後も自陣でボールを失い、ショートカウンターを浴び続けた前半を回想した。
「試合の入りが非常に悪かったのは明らかだ。開始3分のような形で失点してしまった。相手を数で上回っていながら、ピッチを縦断したセンターバックにゴールライン際からクロスを上げられ、ファーサイドで押し込まれた」
「守備への切り替え時には、最善の守備でそのようなエリアをしっかり守るべきだ。それが我々のゲームプランだった。なぜなら、相手の強さをわかっていたからだ。それ以降はポゼッションで大きなストレスを抱え、選手交代では代わりの選手を見つけられなかった。判断が悪く、ボールをキープできず、十分なアグレッシブさもなく、3人目の動きがあるプレーもできなかった。ボールロストが多すぎたし、プレスもうまくかけられなかった」
「最初の20分は良くなかったが、まだ可能性はあったし、ザークツィーのチャンスやガルナチョがポストを叩く場面もあった。そうなればいつでも巻き返すことができる。だが、レッドカードを受けて人数が減ったことは、試合に大きな影響を与える」
また、リーグ戦では第3節のリバプール戦に続くホームでの3失点完敗。指揮官は改善してのバウンスバックを誓っている。
「もちろん、常に新しい試合があるし、新たな日がやってくる。当然のことだ。チームとして学ばなければならない。相手ディフェンダーが止められることなくピッチをドリブルで駆け抜けるなんてことは、4日間で2度も起こり得ない。トップレベルのサッカーではあり得ないことだ。あのようなミスは許されない。そのため間違いなくこの問題に対処しなければならない。だが、我々は立ち直る」
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