マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが判定に異議を唱えた。『ESPN』が伝えた。
29日、プレミアリーグ第6節でトッテナムをホームに迎え、0-3の完敗を喫したユナイテッド。1点ビハインドの前半終盤には、ブルーノが一発退場となるアクシデントもあった。
ブルーノはタックルを仕掛けた際にスリップ。遅れて出した足がイングランド代表MFジェームズ・マディソンに引っかかってしまった。
退場したにもかかわらず、試合後には取材に対応。イエローカードが妥当な判定だったと自らの考えを伝えている。
「誰も退場処分は望んでいないし、良い気分じゃない。(スパイクの)スタッドを見せてタックルにいったわけじゃなかった。決してレッドカードではない。ジェームズ・マディソンでさえ立ち上がった時、レッドカードではないと言った」
「もしこれがレッドカードなら、他の多くの事象も検証する必要がある。あれはファウルだ。コンタクトはそれほどなかった。(レフェリーが)イエローカードを出したなら納得できる。なぜVARが彼をスクリーン(オンフィールドレビュー)に向かわせなかったのか理解できない」
一方、1人失っても戦い続けた仲間たちを称賛。今後に繋がるとポジティブな側面も強調した。
「言いたいのは、チームメートを1人欠くことになってしまったということだ。ピッチ上で彼らがやってくれたこと全てに感謝している。明らかに彼らにとっては厳しい試合だった」
「11対11の時も僕らは良いスタートを切れなかった。それが相手を明らかに後押しし、それからレッドカードを受ける状況になった。彼らはとてもよくやったと思う」
「彼らはトライしたが、さらに2失点した。全てのスペースをカバーするのは難しかった。だけど、この試合から得られる良いことがたくさんあると思う。チームの粘り強さは常に感じられたし、このチームのことを本当に誇りに思っている」
なお、ユナイテッドのキャプテンとしては、元アイルランド代表MFロイ・キーン氏、元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチ氏、元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏に次ぐ4人目のプレミアリーグでの退場処分。また『Opta』によると、ブルーノはユナイテッド加入から242試合目で初のレッドカードとなっている。
【動画】イエローが妥当? ブルーノのタックル