★残った黄金世代の統制を取れなくなったベルギー代表に現地議論「モチベーションがないのだろう」

ベルギー代表の現状について、同国の識者たちが議論した。ベルギー『RTBF』が伝える。

記事全文

ベルギー代表の現状について、同国の識者たちが議論した。ベルギー『RTBF』が伝える。

エデン・アザール氏やケビン・デ・ブライネなどのいわゆる“黄金世代”が突き抜けていたベルギー代表。彼らが脂の乗った状態で迎えた2018年W杯は、堂々たる3位入賞である。

そこから峠を下り、4年後の2022年W杯はグループステージ敗退。ユーロ2024のラウンド16止まりに、もう驚きはなかったと言える。

一方、現状を考えるうえで外せないのが「統制が取れなくなった残りの黄金世代」。

ドメニコ・テデスコ監督は昨春の就任後、ティボー・クルトワと衝突し、選手側から代表引退。デ・ブライネに散々戦術への不満をぶちまけられ、表立った軋轢なきロメル・ルカクからも「クラブに集中」と当面の招集を断られた。

これらについて、ベルギーのジャーナリストや元選手らがポッドキャスト番組で議論し、テデスコ監督招へいが全てを招いたと結論。

「(監督は)世界最高のGKとのコミュニケーションを管理できず、そこから、代表チームの主人公たちがエゴカードを発動し始めた。テデスコに最高レベルでの指導経験はない」

また、デ・ブライネとルカクに話が及ぶと、両者のモチベーションを疑問視。

「ロメルは冷め切っているね。ベルギー代表に対する炎がない。私たちは、彼やデ・ブライネを連れ戻すためにひざまずくべきか?」

「素晴らしい選手たちではある。しかし、2人はまだ、自分の国のユニフォームを着て、自らの経験を年下のプレーヤーたちに共有する気があるか? 自らより遥かに若くなったグループに? そんな気はないとみてもいいだろう」

「来年6〜9月まで2人を待つ考え方もあるが、彼らにはどのみち連盟と話し合ってもらわねば。若い選手たちと関係を築く気持ちがあるのかないのか、はっきりさせてほしい」

2024年10月22日(火)22:00

mixiチェック
LINEで送る
【関連ニュース】
「責任を負い過ぎるな」首位ナポリを牽引する好調ルカク、コンテ監督からは温かなアドバイス「自由な心でプレーする必要がある」
「1週間ずっと泣いていた」ベルギー代表のエースがカタールW杯後に壊れる…ルカクは毎日3回も電話して支えた人物に「本当に感謝している」
再び勝てなくなったベルギー代表…ついに主要な黄金世代ゼロの10月は2試合未勝利、今年ここまで12試合4勝
代表引退示唆も話題となったデ・ブライネがしばしの不参加へ 指揮官が明らかに
ルカク1G2Aのナポリが連勝中のコモを退けて首位キープ【セリエA】
戻る
© livedoor