マンチェスター・ユナイテッドのルート・ファン・ニステルローイ暫定監督が見事につなぎ役を全うした。
先月末にエリク・テン・ハグ監督を解任し、スポルティングCPからルベン・アモリム監督の招へいを早々に決めたユナイテッド。ただ、今月の代表ウィークまではアモリム監督がスポルティングに残るということで、ファン・ニステルローイ暫定監督がそれまでの公式戦4試合で指揮を執った。
ファン・ニステルローイ暫定監督からすれば、準備の時間もろくにないなかの指揮だったが、ラストマッチだった10日のプレミアリーグ第11節もレスター・シティ相手に3-0の快勝で飾り、結果は公式戦3勝1分け無敗。11日から指揮のアモリム新監督にいい形でバトンを渡す格好となった。
ファン・ニステルローイ暫定監督も最終戦のレスター戦を「プロフェッショナルという表現がぴったり。選手たちが最後まで自分たちと戦っているのがわかった」と総括し、「プロフェッショナルなパフォーマンスで、4試合の締めくくりにふさわしいものだった」と喜んだ。
そう語るクラブのレジェンドは暫定指揮官としての任期中に「安定感を取り戻すのがやろうとしたこと」とし、コミュニケーションや練習も気を配ったという。そのなかで、「私はユナイテッドをよりいい場所に導きたかった。それが選手とともに私の絶対的な目標で、3勝1分けだ」と胸を張った。
続けて、「オールド・トラッフォードで11ゴールを決め、わずか3失点というのはクラブとして目指すべき基準。これは積み重ねていくべきものだと思う」と述べると、サポーターに感謝の言葉も紡いだ。
「我々には絆がある。それがユナイテッドというものだ。一緒になって結果を出す。それを誇りに思うし、サポーターにも感謝だ。素晴らしい瞬間だった。クラブに戻って、仕事を始め、それから4試合をこなした」
「すべてがホームで、いい結果やいいゴールをいくつか残した。これから積み上げていく上で良い部分もいくつかある。これで締めくくれるのは特別なこと。父も息子もここにいた。だから素晴らしい瞬間だった」
【動画】ファン・ニステルローイ暫定体制の最終戦は3発快勝!