17日、2024-25 SOMPO WEリーグ第9節の3試合が行われた。
消化が2試合少ないながら4位につける女王・三菱重工浦和レッズレディース(勝ち点13)。未だ勝利がない最下位大宮アルディージャVENTUS(勝ち点3)との“さいたまダービー”に臨んだ。
ホームの浦和は34分、右サイドのスローインから遠藤優がカットインすると、グラウンダーのクロスに走り込んだのは栗島朱里。2分後には再び遠藤が右サイドで仕掛け、折り返しが大宮Vのオウンゴールを誘発する。
2点リードの後半には、途中出場の藤﨑智子がドリブルからのフィニッシュやGKとの一対一から2点を追加。上位3チームが軒並み引き分けたなか、浦和は4-0の大勝で2連勝とした。
前節勝利の7位アルビレックス新潟レディース(勝ち点10)は、11位に沈むマイナビ仙台レディース(勝ち点4)とホームで対戦。先手を取ったのは34分の新潟。左サイドで落としを受けた山本結菜がクロスを上げ、山谷瑠香がドンピシャヘッドで合わせる。
38分には、ショートカウンターから右サイドを抜け出した川澄奈穂美が、ニアを抜くシュートで今シーズン初得点。後半立ち上がりにも川澄が右CKからゴールを奪い、新潟がそのまま3-0で勝利。2連勝で6位に浮上している。
首位INAC神戸レオネッサとの前節をドローで終えた8位ちふれASエルフェン埼玉(勝ち点7)は、土壇場の初勝利で最下位を脱した10位ノジマステラ神奈川相模原(勝ち点5)とのアウェイゲーム。調子を上げる相模原は開始3分、波状攻撃から平田ひかりが右足シュートを決めて先制する。
一方のEL埼玉も8分、右クロスのセカンドボールを園田悠奈が蹴り込みすぐさま振り出しとするが、22分に再び相模原が勝ち越し。浜田芽来のシュート性のボールを南野亜里沙が押し込んだ。
相模原が1点リードで折り返したが、EL埼玉が66分に再度追いつく。ロングボールをボックス内の松久保明梨がワンタッチで落とし、吉田莉胡が右足ダイレクト。その後はスコア動かず、2-2のドローで決着した。
◆2024-25 SOMPO WEリーグ第9節
▽11/17(日)
アルビレックス新潟レディース 3-0 マイナビ仙台レディース
【新潟L】
山谷瑠香(前34)
川澄奈穂美(前38、後7)
三菱重工浦和レッズレディース 4-0 大宮アルディージャVENTUS
【浦和】
栗島朱里(前34)
OG(前36)
藤﨑智子(後3、後27)
ノジマステラ神奈川相模原 2-2 ちふれASエルフェン埼玉
【相模原】
平田ひかり(前3)
南野亜里沙(前22)
【EL埼玉】
園田悠奈(前8)
吉田莉胡(後21)
▽11/16(土)
セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-3 AC長野パルセイロ・レディース
【C大阪】
田中智子(前31)
【AC長野】
川船暁海(前43、後21)
菊池まりあ(後5)
サンフレッチェ広島レジーナ 0-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
INAC神戸レオネッサ 0-0 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
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