来シーズンからJ3に参入する栃木シティFCは13日、いわてグルージャ盛岡のFW都倉賢(38)が期限付き移籍で加入することを発表した。
移籍期間は2025年2月1日〜2026年1月31日までとなり、都倉は岩手との公式戦に出場できない。
都倉は横浜F•マリノスのジュニアユースから川崎フロンターレU-18に加入すると、2005年にトップチーム昇格。2008年途中にザスパ草津へ期限付き移籍すると、2009年に完全移籍。2010年にはヴィッセル神戸に完全移籍した。
2014年からは北海道コンサドーレ札幌に完全移籍すると、2019年にはセレッソ大阪、2021年にはV・ファーレン長崎に完全移籍。2024年から岩手に加入した。
多くのJリーグクラブを渡り歩いた都倉は、岩手では明治安田J3リーグで24試合に出場し2得点、YBCルヴァンカップで2試合、天皇杯で1試合に出場し1得点を記録していたが、チームは最下位に終わりJリーグの資格を喪失。来シーズンはJFLを戦うこととなっていた。
なお、J1通算149試合35得点、J2通算277試合85得点を記録している。
初のJ3入会を果たした栃木シティにとっては大きな援護となる都倉の加入。両クラブを通じてコメントしている。
◆栃木シティFC
「2025シーズンから栃木シティに加入することになりました、都倉賢です。まずは、JFL優勝、そしてJ3への昇格、本当におめでとうございます。また、早い段階でお声がけいただいた社長をはじめ、チーム関係者の皆様に心より感謝申し上げます」
「また、栃木シティのフィロソフィーである『魂際』には、僕自身これまでの20年間のキャリアを通して大切にし、体現してきたものであると感じ、大変共感しております。これからは、僕自身の『魂際』をもって、栃木シティの勝利や目標達成に貢献していきます」
「ファン・サポーターの皆さんにお会いできるのを心から楽しみにしています!応援、どうぞよろしくお願いいたします」
◆いわてグルージャ盛岡
「1年間というとても短い期間でしたが、グルージャの一員として戦えた事を誇りに思います。また、岩手や盛岡の素敵な場所、温かい文化に出会えたことは僕の人生において大切な宝物となりました」
「結果として最下位でJFLに降格してしまったことは残念でなりませんが、グルージャがここからまた這い上がりJ 3に昇格する事を心から応援しております」
「チームは離れますが、これからも僕自身サッカーと全力で向き合っていきますので、これからも応援していただけたら嬉しいです。1年間、ありがとうございました」
【動画】都倉賢の加入伝える特別ムービー