★最後は薄氷もEFL杯4強入りのスパーズ、ポステコグルー「選手の努力をとても誇りに思う」と献身称える…痛恨ミスのベテランGKも擁護

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、ベスト4進出を決めたマンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。

トッテナムは19日、EFLカップ(カラバオカップ)準々決勝でユナイテッドと対戦し、4-3で勝利。

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トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、ベスト4進出を決めたマンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。

トッテナムは19日、EFLカップ(カラバオカップ)準々決勝でユナイテッドと対戦し、4-3で勝利。公式戦連勝でベスト4進出を決めた。

前半にFWドミニク・ソランケのゴールで先制に成功したホームチームは、後半立ち上がりにMFデヤン・クルゼフスキとソランケの連続ゴールで一気にリードを3点差に。だが、余裕の展開からGKフレイザー・フォースターのビルドアップ時の2つのイージーミスによって連続失点。1点差に迫られると、以降は防戦一方の展開を強いられた。

それでも、FWソン・フンミンの直接CK弾によって突き放すと、後半終了間際に3失点目を喫したものの、辛くも打ち合いを制した。

同試合後、オーストラリア人指揮官は2試合連続4ゴール以上を挙げた好調な攻撃、急造守備陣の拙いビルドアップや失点後の脆弱なメンタリティとポジティブな要素もネガティブな要素も見られた一戦を振り返った。クラブ公式サイトが指揮官の会見コメントを伝えている。

「(ミスからの連続失点で自滅の展開に)とてもいいプレーをして、試合をうまくコントロールしていたが、今シーズンはそういう展開が目立つ。自分たちで少し苦しい思いをし、その後再び足場を固めるために奮闘し、最終的に4点目を決めて試合に勝った」

「もっと楽な結果になるはずだったが、そうは言っても、このグループのプレーヤーが今、この状況を切り抜けるために信じられないほどの仕事をしてくれているという事実は見逃せない。実際、我々はまた4点を決め、素晴らしいフットボールを披露した。後半は、出場させ続けるプレーヤーが少なかったため疲弊した。当然、そのせいで試合は本来よりも緊迫したものになったが、プレーヤーの努力をとても誇りに思う」

2ゴールを決めたエースストライカーのソランケに関しては決定的な仕事を喜びつつ、傑出したワークレートを称賛している。

「彼は素晴らしい活躍を見せ、1週間前にチェルシー戦でゴールを決め、みんな彼のゴールについて語り続けているが、彼の仕事ぶりは素晴らしい。ゴール以上に彼がチームに与えているものは信じられないものだ。今夜の彼のゴールは質が高く、ストライカーらしいゴールだった。最初のゴールは反応が良く、2番目のゴールは落ち着いていて、素晴らしいフィニッシュだった。休ませてあげたいところだが、彼はずっと頑張り続けており、それは彼とチーム全員の功績だ」

一方、守護神グリエルモ・ヴィカーリオの離脱以降、持ち味のシュートストップで存在感を示す一方、元来足元が不得手なベテランGKの2つのミスに関しては擁護のコメントとともに、後方からの組み立てで大きなリスクを負う、自身の志向するスタイルへの考えを改めて語っている。

「彼は我々のために素晴らしいプレーを見せてくれていたが、今日の試合では落胆しているようだ。ただ、前半の彼は本当に足元が上手で、素晴らしい解決策を見つけていたと思う。最初のミスで少し自信を失ってしまったかもしれないが、2つ目のミスでさらに悪化した。しかし、彼は偉大なプレーヤーであり、この期間に我々のために大いに立ち上がってくれたプレーヤーの一人だ」

「(自身の哲学について)26年間で、こういうことは何回かあったと言ってもいいが、私は常にメリットがデメリットをはるかに上回ると感じてきた。こういう瞬間は稀だが、起こったときは、明らかに、目立つものだ。今夜はそれが明らかに2回あった」

「ただ、我々にとって信念を貫かなければ、今のチームにはなれなかったと思う。『リスクを冒すな』とか、そういうことを言う人がいるのは理解できるが、そうでなければ4ゴールも5ゴールも決められなかっただろう。ゴールを決めるのはゲームで最も難しいことだし、我々は最低限のチームでそれをやっている。我々がこのレベルでパフォーマンスできているのは、このプレーヤーたちのおかげだ」

ファイナル進出を懸けた準決勝の対戦相手は今週末のリーグ戦でも対峙する、昨季王者のリバプールに決まった。そのビッグマッチに向けて指揮官はこう語った。

「我々はカップ戦の準決勝進出し、これは我々の進歩を反映するものだと思う。そして今、我々はホームとアウェイで決勝に進出するチャンスを得ており、そのチャンスは我々が勝ち取ったものだ。楽しみな試合だが、今週の日曜日から重要な試合が始まる。我々はまだそれを乗り切らなければならない。そして今、プレーヤーが見せているメンタリティから、我々は最近の試合と同じようにこれらの試合に取り組むつもりだ」

なお、今回の一戦でベンチ外となったFWティモ・ヴェルナーに関しては「今朝、彼は熱を出して目が覚め、ドクターが診察しに行ったが、高熱だったので残念ながら出場できないと判断せざるを得なかった」と、体調不良が欠場の原因だったと明かしている。

2024年12月20日(金)15:26

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