★バングーラ&ウェア弾のユーベがスーペル・コッパのリベンジ達成! 敵地で完敗ミランはコンセイソン新体制初黒星【セリエA】
セリエA第21節、ユベントスvsミランが18日にユベントス・スタジアムで行われ、ホームのユベントスが2-0で勝利した。
年明け初戦となったスーペル・コッパ準決勝で対峙した両雄による、2週間ぶりとなるセリエAでの再戦。
セリエA第21節、ユベントスvsミランが18日にユベントス・スタジアムで行われ、ホームのユベントスが2-0で勝利した。
年明け初戦となったスーペル・コッパ準決勝で対峙した両雄による、2週間ぶりとなるセリエAでの再戦。
開幕から唯一無敗も大量13引き分けで5位に甘んじるユベントスは、直近リーグ3試合連続ドローという状況で4試合ぶりの勝利を目指した。モッタ監督は1-2で敗れたスーペル・コッパでのリベンジマッチへ前節アタランタ戦から先発1人を変更。サヴォーナに代えてバングーラを左ウイングで起用し、マッケニーを右サイドバックに配置した。
一方、コンセイソン新監督の下で公式戦4戦無敗の7位ミランは、2-1で逆転勝利したコモ戦から先発3人を変更。負傷のプリシック、モラタの代役にムサ、エイブラハムを起用したほか、チャウに代えてガッビアをトモリの相棒に置いた。
ユバントスはバングーラ、ミランはレオンと開始10分までにシュートを打ち合った両チーム。以降はボールを握って遅い攻撃からチャンスを窺うユベントス、カウンターで応戦するミランという構図の下で一進一退の攻防が繰り広げられていく。
ホームのユベントスがゲームをコントロールする状況となったが、最初の決定機はミランに訪れる。27分、テオ・エルナンデスの攻撃参加からファーで折り返しに反応したレオンが枠を捉えたシュートを放つが、これはGKディ・グレゴリオの好守に遭う。さらに、こぼれをムサが収めてボックス左のテオに落とすと、続けざまでシュートを放ったが、いずれもDFの見事なシュートブロックに阻まれた。
このピンチを凌いだユベントスも36分に決定機。カウンターから左サイドを持ち上がったカンビアーゾのグラウンダーのパスがボックス右のユルドゥズに繋がると、フリーで右足のシュートを放ったが、これはGKメニャンの正面を突いた。
ボール保持、シュート数でホームチームが上回ったものの、試合はゴールレスで後半に突入。ユベントスはユルドゥズを下げてウェアを同じ右ウイングに投入し、後半をスタートさせた。
後半は完全にユベントス優勢の展開になると、53分にはボックス右に持ち込んだウェアの鋭い右足シュートに、このこぼれ球を繋いだ流れからコープマイネルスの左足シュートでゴールに迫るが、ロッソネッリの守護神の驚異的な連続セーブに阻まれる。
それでも、焦れずに攻め続けると、59分にはボックス手前のテュラムの絶妙な落としをニコラス・ゴンサレスが冷静にボックス左のバングーラに繋げると、バングーラの右足シュートがDFエメルソンの出した足に当たって大きくコースが変わり、GKメニャンの反応の逆をつく形でゴール中央に決まった。
耐え切れずに失点したミランは直後にベナセルを下げてアレックス・ヒメネスを右ウイングに投入。ムサが中にポジションを変えた。だが、この交代直後に再び失点を喫することになった。
64分、ハーフウェイライン付近でフォファナを潰してカウンターを発動すると、テュラムのミドルスルーパスに抜け出したウェアがボックス左に持ち込む。そして、対峙したDFトモリ、GKメニャンのタイミングを外した左足シュートを流し込み、指揮官の起用に見事に答えた。
これで厳しくなったミランはカマルダ、ヨビッチ、テラッチアーノとフレッシュな選手を続けてピッチに送り込み、なんとか戦況を好転させようとするが、堅守のユベントスを前に頼みのレオン、テオのコンビもうまく封じられて攻め手を見いだせない。
一方、ユベントスは負傷明けのヴラホビッチやファジョーリといった選手をピッチに送り出し、逃げ切り態勢に入った。そして、試合終盤にかけても高い集中力で相手の攻撃を撥ね返し続けて2-0のままクローズした。
この結果、スーペル・コッパのリベンジを果たしたユベントスが連続ドローを「3」でストップする4試合ぶりの白星を手にした。敗れたミランはコンセイソン新体制での初黒星となった。
ユベントス 2-0 ミラン
【ユベントス】
サミュエル・バングーラ(後14)
ティモシー・ウェア(後19)
2025年1月19日(日)4:02