トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督がヨーロッパリーグ(EL)での決勝トーナメント進出を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えた。
プレミアリーグでは4連敗中と苦戦を強いられるなか、ELのリーグフェーズでは6位につけ、8位以内でのストレートインを狙ったトッテナム。30日に行われた最終節でエルフスボリをホームに迎えた。
前半は押し込みながらゴールレスで終えるも、ルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシンの負傷で緊急出場したU-21イングランド代表FWデーン・スカーレットがダイビングヘッドで決め、70分に待望の先制点。終盤にはイングランド人FWオインダモラ・アジャイ、U-19イングランド代表FWマイキー・ムーアが追加点を奪い、生え抜き3選手のファーストチーム初ゴールで3-0の勝利を収めた。
若手の活躍もあり、リーグフェーズを4位で終えたポステコグルー監督。大会を通しての奮闘を振り返り、日程面で余裕が生まれたことを喜んだ。
「ヨーロッパでの戦いは我々にとってなかなか良いものだった。いくつかの逆境に対処しなければならなかった。ここでの最初の試合も10分ほどで10人になったことを覚えている。チームのことを考慮すると、かなりうまく対処したと思う」
「素晴らしいポジションを掴んだ。ラウンド16に進出し、プレーオフを回避したため、選手たちが復帰するための猶予が数週間生まれた。そのため、うまくいけばノックアウトラウンドが始まるまでに、チームを助けられるフィットした選手たちがさらに何人かいるだろう。我々にとってはエキサイティングな挑戦だ」
また、アカデミー出身の選手たちで3ゴールを奪った点にも言及。「今夜はまさにメイド・イン・トッテナムだった」と若手の活躍ぶりを称えている。
「クラブにとって素晴らしいことだし、アカデミーコーチや選手のなかには今夜は興奮して眠れない人もいるだろう」
「これから大事な一週間がやってくるし、選手たちの負荷を管理し、守らなければならない。今夜は若い選手たちに頼らなければならないことがある程度わかっていたし、率直に言えば今シーズンはこの大会中ずっとだ。彼らは本当によく頑張ったと思う」
「チーム全体がよくプレーしたが、インパクトを残すには3人の得点者以外にも若い選手たちの力が必要だった。18歳の選手も何人かいたし、彼らはチームを後押しし続けている。クラブにとって素晴らしい夜だったし、アカデミー全体が誇りに思うべきだ」
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