1月に現役引退を発表した元ブラジル代表MFフェリペ・メロ(41)が“絶口調”だ。ブラジル『グローボ』が伝える。
問題児、もしくは悪童、あるいは暴君、いや、やはり『狂犬』と呼ぶべきフェリペ・メロ。
何をしでかすかわからぬ恐怖のラフプレーマンは、最終的にクラブキャリア通算800試合でイエローカード「269枚」とレッドカード「26枚」、ブラジル代表の22試合だけでもイエロー「7枚」とレッド「2枚」を積み上げた。
19歳の長男も下部組織でプレーするフルミネンセを最後に、2024シーズン限りでスパイクを脱いだなか、引退しても眼光の鋭さは変わらず。
しかし、時間に余裕ができたのか、ブラジル国内の試合をテレビ観戦し、その様子をインスタライブでフォロワーに中継した。
10日、ミナスジェライス州選手権のクルゼイロvsアトレチコ・ミネイロが行われ、試合は元ブラジル代表FWフッキの2得点で後者が0-2と勝利。38歳フッキは2点目のシーン、現役セレソンのDFファブリシオ・ブルーノをトップスピードで振り切るという健在ぶりを発揮した。
ファブリシオ・ブルーノは以前、自身について「僕にスピードで勝てる選手はいない。僕は脚力に絶対の自信があるから、ボールホルダーとの距離感さえあまり重要じゃない」と発言。
これを知っていたであろう狂犬フェリペ・メロは、フッキの2点目が決まると「なんだよ(笑) みんなこのシーンを見たか? 光の速さを自称するヤツが38歳に走り負けてるぞ(笑) 簡単なことじゃなかったのか?まったく…(笑)」などと大笑い。ファブリシオ・ブルーノを嘲笑った。
一方で、年齢も近いフッキの活躍は嬉しかった模様。「ブラジル最速のDFにもまだ勝てる」とやはり笑いつつも、「あいつはやっぱりスタープレーヤーだよ」と2得点フッキを称えた。
【動画】色んな意味で怖いフェリペ・メロ