★「出る試合は1点以上取る」U-20日本代表を支える副主将・佐藤龍之介、仲間に刺激を受けつつ世界への道を切り開く「やれる環境でベストなアピールを」
AFC U20アジアカップが開幕。14日に初戦のU-20タイ代表戦を控えるU-20日本代表のMF佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)が意気込みを語った。
AFC U20アジアカップが開幕。14日に初戦のU-20タイ代表戦を控えるU-20日本代表のMF佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)が意気込みを語った。
U-20ワールドカップ(W杯)の出場権も懸かる今大会。2023年に行われた前回大会は3位に終わっている日本は、優勝を目指す戦いとなる。
上位4カ国にU-20W杯の出場権が与えられる大会。日本は2度目の優勝を目指して戦う中で、グループDに入り、タイ、韓国、シリアと同居した。
日本でのトレーニングキャンプを終え、中国入りした日本。12日に全員が揃った中で、試合前日には副キャプテンの1人である佐藤がメディア取材に応じた。
今回はGK中村圭佑(東京ヴェルディ)、MF大関友翔(川崎フロンターレ)、MF小倉幸成(法政大学)と共に副キャプテンを務めることとなった。
佐藤は「1次予選同様に副キャプテンという役職をいただきました。やることは変わらないですし、全員が自分のチームだと思って行動することが重要だと思うので、それを先頭切ってやりたいと思います」と、改めて意気込みを語った。
今大会に向けては「優勝してW杯に出るというチームの目標はありますが、自分は得点にこだわっていきたいです」と語る佐藤。「毎試合自分が出る試合は1点以上は取りたいと思います」と、数字として目に見える結果を残したいとした。
14日には初戦でU-20タイ代表と対戦。相手については「特徴のある選手が前線にいて、スピードだったりシュートをかなり打ってくるイメージがあるので、気を抜かずにやっていきたいと思います」と、相手の攻撃面を警戒した。
今回の合宿では選手1人1人が全員の前で話す機会があるというが、佐藤は「僕はこの大会への意気込みを話しました」とコメント。「決意表明と、自分はU-17の経験を話して、チームがこうして行ったら良いという話をしました」と、U-17日本代表時代の経験をしっかり伝えたという。
今回のメンバーではMF中島洋太朗(サンフレッチェ広島)がFUJIFILM SUPER CUPのヴィッセル神戸戦で輝きを放ち大きな注目を集めることになったが、「洋太朗はしっかり活躍してこっちに来てくれたので、刺激になっています」と佐藤はコメント。「競争もより激しくなっていると思うので、ライバルでもあるので戦っていきたいです」と、しっかりとチーム内で刺激し合っていきたいとした。
また「1点でも多く取ろうというつもりではなく、しっかり試合に勝つという目標を持ってみんなで切磋琢磨できればと思います」と今大会への意気込みを語り、「仮に失点したとしても、残りの時間を考えて冷静に戦うことが大事だと思います」と、焦らないことも大事だと語った。
一方で、FC東京から育成型期限付き移籍で岡山に加入した佐藤。初のJ1を戦うチームで開幕を迎えられない状況でもある。
「結構自分も気になっていることは正直ですし、開幕と同時にJリーグも開幕するので、頭の中にはあります」と、代表活動に集中しながらもやはり気になるとのこと。「みんなでJリーグの話は常にしていて、代表に集中していますが、Jリーグが自分たちの所属でもあるので、ずっと考えてはいます」と、所属チームのことが気になる選手は多いようだ。
とは言え、世界での戦いは大きな経験となる。まずはアジアを突破し、その先に世界へ。「Jリーグとアジアカップは経験できることは全然違うと思っていますし、W杯に行くことで国を越えて見てもらえるので、Jリーグも大事ですし、アジアカップからW杯に行ってプレーすることは同じぐらい大事だと思います。やれる環境でベストなアピールをしたいと思います」と、しっかりとパフォーマンスを出したいと意気込んだ。
タイ戦は14日の18時15分キックオフ。『DAZN』で無料独占ライブ配信される。
2025年2月13日(木)16:10