ユールゴーデンのU-19日本代表DF小杉啓太が、加入後3ゴール目を記録した。
湘南ベルマーレの下部組織育ちで、2024年3月に湘南のU-18からスウェーデンのユールゴーデンへ完全移籍した小杉。2023年11月のU-17ワールドカップ(W杯)をキャプテンとして戦うなど、世代別の日本代表でもプレーする18歳の左サイドバックだ。
23日には、スヴェンスカ・クーペン(国内カップ戦)のグループステージ第2節、IKオデヴォルド戦で先発。2部チーム相手に立ち上がりから2点を失う苦しい展開となったユールゴーデンだが、78分にセットプレーの流れから1点を返す。
1-2で迎えた後半アディショナルタイム、小杉がチームを救う一撃。右サイドで得たFKからクロスが上がると、ボックス内でセカンドボールに反応。左足をダイレクトで振り抜き、ゴール右隅にハーフボレーで叩き込んだ。
小杉のゴールで土壇場の勝ち点「1」を掴んだユールゴーデンは、グループ2位で最終節へ。勝ち点差「2」の首位IFKヨーテボリと直接対決となり、勝利すれば準々決勝に進む。
試合後、小杉は「良いシュートでしたし、良いゴールでした」と自身の得点を回想。一方で、格下相手の苦戦を反省している。スウェーデン『Aftonbladet』が伝えた。
「勝ち進む可能性を高めるためにも、負けるわけにはいきませんでした。最後の10分間は残りの試合時間を気にしていました」
「前半は子供のようなプレーをしてしまいました。コンビネーションがなかったし、普段のユールゴーデンのプレーではありませんでした。単純でつまらないミスを犯したし、集中力を欠いていました」
なお、小杉は2024シーズンの後半戦から定位置を掴み、アルスヴェンスカン(スウェーデン1部)で14試合1ゴール1アシストを記録。2024-25シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)では5試合1ゴールを記録し、ラウンド16にストレートインとなるトップ8入りに貢献した。
【動画】こぼれ球に反応し左足一閃! 小杉の劇的同点弾