★浅野拓磨スタメンのマジョルカ、後半AT土壇場弾で敵地でセビージャと劇的ドロー【ラ・リーガ】
ラ・リーガ第25節、セビージャvsマジョルカが24日にサンチェス・ピスフアンで行われ、1-1のドローに終わった。なお、マジョルカのFW浅野拓磨は67分までプレーした。
ラ・リーガ第25節、セビージャvsマジョルカが24日にサンチェス・ピスフアンで行われ、1-1のドローに終わった。なお、マジョルカのFW浅野拓磨は67分までプレーした。
7位のマジョルカは、マンデーナイト開催のアウェイゲームで12位のセビージャと激突。前節はラス・パルマス相手に3-1で快勝し、リーグ5戦ぶりの白星を挙げた。また、約2カ月ぶりにスタメン出場となった浅野も軽快な動きで復調を印象付けた。連勝を狙った今回の一戦で浅野は[5-3-2]の最前線でムリキとコンビを組んだ。
守備時は[5-4-1]の右を担当しつつ、攻撃時はサイドと前線を行き来しながらボールに絡む姿勢を示す浅野。一進一退の攻防が続くなか、19分には背後への飛び出しからムリキへ正確なラストパスを供給するが、ここはゴール前でDFに競り負けた主砲が合わせ切れず。
時間の経過とともに試合はセビージャが押し込む展開となり、マジョルカは耐える時間帯が続く。それでも、バルガス、ルケバキオと相手の快足アタッカーの仕掛けに粘り強く対応。セットプレーでは際どい場面も作られたが、最後のところで身体を張って撥ね返した。
前半半ばから終盤にかけてはホームチームペースも均衡が保たれていたが、前半終了間際にスコアが動く。前半アディショナルタイム、ルケバキオのFKの流れからロメロのヘディングに反応したキケ・サラスがゴール至近距離から強烈な左足シュートを突き刺した。
敵地で粘り強く戦っていたものの、1点ビハインドで試合を折り返したマジョルカ。後半立ち上がりには右からのクロスに飛び込んだ浅野にチャンスが訪れるが、ここはうまく合わせ切れなかった。
立ち上がり以降はセビージャの攻勢を受ける状況が続き、浅野も守備に追われると、67分にはロベルト・ナバーロとの交代でピッチを後にした。
その後、チームはアブドン。ラリンと攻撃の切り札を切っていくと、GKと入れ替わったロベルト・ナバーロの浮き球シュートやセットプレーでゴールの匂いをさせる。また、守備でも粘りのプレーでセビージャのアタッカー陣の最後の精度を乱して1点差を維持した。
すると、試合終了間際の91分にはFKの流れからゴール前でクロス対応に当たったセビージャGKニーランがラリンと交錯する形でボールをはじき切れずにゴール前で混戦が生まれる。このこぼれに反応したバルイェントが冷静にDFのゴールカバーを外して右足シュートを流し込んだ。
そして、前後半のアディショナルタイムにゴールを奪い合った白熱の一戦は劇的な形でのドロー決着となり、マジョルカは連勝こそ逃したが敵地で貴重な勝ち点1を獲得した。
セビージャ 1-1 マジョルカ
【セビージャ】
キケ・サラス(前47)
【マジョルカ】
マルティン・バルイェント(後46)
2025年2月25日(火)7:06